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ガロポロはまたもお預け、49ersは次戦もビーサードを先発QBに指名

2017年11月23日(木) 12:11

サンフランシスコ・49ersのC.J.ビーサード【AP Photo/Pablo Martinez Monsivais】

サンフランシスコ・49ersがまたもやジミー・ガロポロのお披露目を先延ばしにする。

ヘッドコーチ(HC)のカイル・シャナハンは現地22日(水)、着実に経験を積み上げている新人クオーターバック(QB)C.J.ビーサードが今週末のシアトル・シーホークス戦でも引き続き先発を務めることを明言した。

バイウイーク明けにもガロポロが登場するという説に対し、シャナハンHCは「数週間あったとしても答えは変わらないだろう」と一蹴し、「いつも通り、練習を見て判断する」とも語った。故障でもない限り、シャナハンHCがメディアを通して伝えた言葉を撤回する可能性は低いと思われる。

先週のニューヨーク・ジャイアンツ戦、ビーサードは自己最高のプレーで31対21の勝利に貢献している。パス25回中19回を成功させ、288ヤード、2タッチダウン、1ピックを記録したビーサードはまた、自らの11ヤードランでタッチダウンを決めている。

ドラフト2巡目の指名権を譲渡してまでトム・ブレイディの元バックアップQBであるガロポロを獲得した後、起用法に関してプレッシャーを感じているのではとのうわさを笑い飛ばした49ersはいまだにその態度を変えていない。

ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは21日、「ビーサードのパフォーマンスはとても素晴らしかったが、最後はシャナハンHCが決めること」と述べている。

地元紙『Sacramento Bee(サクラメント・ビー)』に対してリンチは「われわれは2人ともこの期間が今後必ず生きてくると信じている。ここにジミーを連れてきたという点で、われわれが彼についてどう考えているのかは他の人にも当然理解できるはずだ。しかし同時に、ドラフト3巡目にトレードアップしてまで獲得したC.J.についても高く評価している」と明かした。

シーホークス戦後にはシカゴ・ベアーズ、ヒューストン・テキサンズ、テネシー・タイタンズ、ジャクソンビル・ジャガーズ、そして最終戦にロサンゼルス・ラムズとの戦いを控える49ers。

ビーサードのパフォーマンスは改善されつつあるものの、もうじきフリーエージェントとなるガロポロをベンチに置いたままで良いのかという疑問も生じてくる。しかしながら、遅かれ早かれ、ガロポロをフィールドに登場させるだけの潤沢な資金をこのチームは持ち合わせているのだ。

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