アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック（QB）カーソン・パーマーとランニングバック（RB）デイビッド・ジョンソンの両名が今季中に復帰する可能性はなくなった。

ヘッドコーチ（HC）のブルース・エリアンスはチームの柱となる2人の選手が今季中に復帰することはないと記者に明かした。エースQBパーマーは腕の骨折によって離脱し、スターRBジョンソンは脱臼した手首の手術で戦列を離れている。

カーディナルスの専属記者を務めるダレン・アーバンが『Twitter（ツイッター）』でエリアンスHCのコメントを投稿した。

「エリアンス：IR(故障者リスト)入りしている選手の中でリハビリを通して大きく回復した者はいない。それゆえ、現時点で今季中に復帰可能となる選手はいない」

Arians: None of the guys on IR have made expected progress in rehab, so as of today, no one is expected to return this season.

— Darren Urban (@Cardschatter) 2017年11月22日

今季中に両選手を復帰させるのはハイリスクでもあった。とりわけ、現在のチーム状況を見ればそう思うはずだ。戦績を4勝6敗とするカーディナルスは現在、NFC西地区でロサンゼルス・ラムズとシアトル・シーホークスに次ぐ3位となっており、ましてやワイルドカード争いには他にも多くのチームが絡んでくる。

時に、中軸となる選手の復帰を焦らせないこともチームの将来にとっては建設的な判断となるのだ。

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