シーズン第11週を終え、戦況はフィラデルフィア・イーグルスとニューイングランド・ペイトリオッツが2強となっている。しかし、息を吹き返したアトランタ・ファルコンズやニューオーリンズ・セインツが打倒イーグルス、ペイトリオッツを目標にあなどれない存在となっている。

シーズン第11週はピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー（WR）アントニオ・ブラウンらが週間MVPを受賞した。

【AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）】

＜攻撃部門＞

WRアントニオ・ブラウン：サーズデーナイトに開催されたテネシー・タイタンズ戦、ブラウンは10キャッチ、144ヤード、3タッチダウンを記録してリーグナンバーワンWRとも称される実力をいかんなく発揮した。チームはブラウンの大活躍もあり、40対17で白星を飾っている。今季、ブラウンはレシーブ70回で1,026ヤード、6得点を記録している。

＜守備部門＞

LBマット・ジュドン：ボルティモア・レイブンズのラインバッカー（LB）ジュドンはグリーンベイ・パッカーズ戦で7タックル、2サックを記録して23対0での完封勝利の立役者となった。プレーオフ進出を諦めないレイブンズにとっては勝率を5割に戻す大きな勝利となった。

＜スペシャルチーム部門＞

Kスティーブン・ゴストコウスキー：オークランド・レイダースと対戦したニューイングランド・ペイトリオッツのキッカー（K）ゴストコウスキーは62ヤードと51ヤードからのキックを含むフィールドゴールアテンプトを4度成功させた。ペイトリオッツはエスタディオ・アステカで開催されたメキシコゲームでレイダースを相手に33対8と快勝している。

【NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）】

＜攻撃部門＞

RBマーク・イングラム：延長戦の末にワシントン・レッドスキンズとの白熱した一戦を34対31で制したニューオーリンズ・セインツ。NFC攻撃部門の週間MVPにはレッドスキンズ戦で11キャリー、134ヤード、1タッチダウンを記録したセインツのランニングバック（RB）イングラムが選出された。

＜守備部門＞

Sランドン・コリンズ：ニューヨーク・ジャイアンツのセーフティ（S）コリンズが15タックル（うち11回はソロ）を記録し、カンザスシティ・チーフスを12対9で下したオーバータイムでの勝利に貢献。ジャイアンツは連敗を3で止め、一方のチーフスはここ5試合で4敗と不調に陥っている。

＜スペシャルチーム部門＞

WRタイラー・ロケット：シアトル・シーホークスのリターンスペシャリストであるロケットがアトランタ・ファルコンズ戦でフル回転した。同試合の序盤に見せた57ヤードのランを含め、5度のキックオフで合計197ヤードを稼いだロケット。1リターン平均は40ヤードだった。シーホークスは34対31でファルコンズに惜敗したものの、3年目のロケットは4キャッチで37ヤードも記録している。