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シーズン第12週、チャージャーズQBリバースらが週間MVP獲得

2017年11月30日(木) 13:27

ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Michael Ainsworth】

シーズン第12週に行われた試合では年齢を感じさせないプレーで観客を沸かせた選手が多く見られた。まずはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)からシーズン第12週の週間MVP受賞者を見ていく。

【AFC】

<攻撃部門>

QBフィリップ・リバース:ロサンゼルス・チャージャーズのQBリバースはサンクスギビングデーに開催されたダラス・カウボーイズ戦でパス33回中27回に成功、434ヤード、タッチダウン3回をマークし、終わってみれば28対6と大差で勝利した試合に貢献。35歳のQBと11回のターゲットで172ヤード、タッチダウン1回を記録したワイドレシーバー(WR)のキーナン・アレンとのコンビネーションは抜群で、5回のターゲットで76ヤード、タッチダウン1回を決めたタイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーとの息もぴったりだった。この勝利によって5勝6敗としたチャージャーズにはかろうじてプレーオフ進出の可能性が残っている。

<守備部門>

DEキャメロン・ヘイワード:グリーンベイ・パッカーズ戦の序盤、ピッツバーグ・スティ
ーラーズは相手QBのブレット・ハンドリーが予期せぬ好調さを見せて苦しんだ。しかし、2回のQBヒットを記録したディフェンシブエンド(DE)ヘイワードの活躍によってチームは何とか勝利を収めている。

<スペシャルチーム部門>

Pサム・コック:ボルティモア・レイブンズのPコックがヒューストン・テキサンズとのマンデーナイトゲームで見せたトリックプレーには皆がだまされた。同試合の前半、ロングスナップを受けたコックは一瞬その場で動きを止め、再度2年目WRクリス・ムーアにパスを投じ、これを受けたムーアは22ヤードをゲインしている。コックは普段の足ではなく腕を使った技で観客を魅了した。

【NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)】

<攻撃部門>

WRフリオ・ジョーンズ:アトランタ・ファルコンズのワイドレシーバー(WR)ジョーンズはタンパベイ・バッカニアーズ戦でキャッチ12回、253ヤード、タッチダウン2回と圧倒的なパフォーマンスを披露してチームを34対20の勝利に導いた。2016年のシーズン第4週に記録した300ヤード超えのパフォーマンス以降で最高の成績を収めたジョーンズがシーズン第12週のNFC攻撃部門で週間MVPに輝いた。

<守備部門>

LBルーク・キークリー:カロライナ・パンサーズのラインバッカー(LB)キークリーはニューヨーク・ジェッツ戦、相手QBジョシュ・マカウンがファンブルしてこぼしたボールをすくい上げてそのままエンドゾーンを駆け抜けた。このキークリーのタッチダウンによって接戦だった試合の流れは大きく変わったと言える。

<スペシャルチーム部門>

Kフィル・ドーソン:ベテランキッカー(K)ドーソンはキャリアの大半をクリーブランド・ブラウンズとサンフランシスコ・49ersで過ごしてきた。今季からアリゾナ・カーディナルスに移籍したドーソンは先週末のジャクソンビル・ジャガーズ戦で最高のゴールを決めた。この試合のドーソンは4度のフィールドゴールを成功させたが、そのうちの1つは57ヤードの決勝ゴール。ドーソンはこれまでもクリーブランドやサンフランシスコでもゲームを決めるキックを披露してきた選手だが、今回のキックは今までにないほど鮮やかな軌道を描いている。42歳という年齢でもなおこのリーグで活躍を続けるドーソンがシーズン12週のスペシャルチーム部門で週間MVPを受賞した。