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イーグルスQBウェンツが今季絶望の可能性も

2017年12月11日(月) 11:04


フィラデルフィア・イーグルスのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Kelvin Kuo】

シーズン第14週、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の頂上決戦とも言えるフィラデルフィア・イーグルス対ロサンゼルス・ラムズ戦でイーグルスの若きエースクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツが試合を離脱した。

チームは43対35で白星を飾ったこの試合でACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を負傷したウェンツが今季絶望となるシナリオも想定しているようだ。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。この日、第3クオーターにロッカールームへ向かったウェンツはチームによって試合から除外されていた。この動きに伴い、イーグルスはニック・フォールズを代役のQBに起用している。

第3クオーター、アルション・ジェフェリーに投じたこの日4度目となるタッチダウンパスを含む75ヤードのドライブを終えた後でウェンツは治療のためにサイドラインへと移動し、ロッカールームへと消えていった。この4プレー前のドライブでウェンツはエンドゾーンにダイビングしてタッチダウンを狙っている。ウェンツのスーパープレーはタックル(T)レーン・ジョンソンのホールディングペナルティさえなければタッチダウンとなっていただろう。エンドゾーンにダイブした際、ウェンツはラムズ守備陣から2度のヒットを受けており、そのうちの1つがウェンツの膝に入っていた。膝にヒットを受ける前と後で、ウェンツのパフォーマンスは大きく違っていた。

フォールズのキャリア通算パス成功率は60.5%で、タッチダウンとインターセプトの比率は57:25を記録しており、バックアップと先発の両方で十分な経験があると言える。先シーズンのフォールズはカンザスシティ・チーフスでアレックス・スミスのバックアップとしてチームに貢献。一方、2012年から2014年にかけてはイーグルスに所属しており、今オフシーズンから古巣へ舞い戻っていた。

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