解任のうわさは“気にしない”とコルツHCパガーノ
2017年12月13日(水) 12:02インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)チャック・パガーノは、何もかも気付いている。
HCとしてコルツの指揮を執る試合が残り3ゲームとなった可能性についてパガーノHC本人も、もちろん察していることだろう。3勝10敗という記録は満足のいくものではなく、パガーノHCも周囲の人間が自身の解任ついてうわさし始めたことに気付いてはいるが、当人がそのうわさについてとやかく言うことはなかった。
パガーノHCは現地11日(月)、地方紙『Indianapolis Star(インディアナポリス・スター)』に対して次のように語っている。
「自分がどういう仕事をしているのかは知っているだろう。私はこの仕事に長い間就いてきた。この業界の役職は、長期間もつものではない。毎回のチャンス、毎日、毎試合を生かしていかなければならない。選手たちと練習し、一生懸命努力して汗を流すこと、そして試合で勝つこと自体が恩恵だ。だからこそ、そのことについてくよくよ心配する必要などない」
「私は大丈夫だ」
今季終了に近づく中で解任がささやかれる複数チームの指揮官のうちの1人であるパガーノHC。先週末に猛吹雪の中で開催されたバッファロー・ビルズ戦における必死の指揮も、同HCの運命を変えることはなかった。
栄光はもはや過去のものとなったが、パガーノHCは任を解かれるまでその職を自ら退くつもりはないようだ。
パガーノHCは自身の考え方をこのようにも語っている。
「感覚的問題だ。こちら側にいる限り、保証など何もない。そのことは皆知っているはずだ。毎日が契約日のようなもの。そんな話は星の数ほど語ってきた。この世界はそういうものだ。保証など全くない。今日というチャンスを得て、今日を最後の日として死に物狂いで生き延びる。そしてまた明日というチャンスを手に入れる。明日もまた今日と同じように生きるんだ」
「自分に制御可能なものをコントロールする。物事はなるようにしかならないんだ」
パガーノHCは今季、コルツの残り3試合をコントロールする。ここ6年で初めて勝率5割を切るコルツのシーズンが、その最後のシーズンとなるかどうかに注目が集まる。
【S】