イーグルスQBウェンツがACLの手術に成功
2017年12月14日(木) 11:09フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツが今、復帰への道のりを歩み出した。
オーナーのジェフリー・ルーリーは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに対し、イーグルスの若きエースが現地13日(水)、断裂したACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の修復手術を受けたと伝えた。
ラポポートは『Twitter(ツイッター)』で次のようにコメントしている。
#Eagles owner Jeffrey Lurie told me Carson Wentz’s ACL surgery today, done by Dr. Bradley in Pittsburgh, went “very well.” Wentz wanted to do it as quickly as possible to begin rehabbing for 2018.
— Ian Rapoport (@RapSheet) 2017年12月13日
「イーグルスのオーナージェフリー・ルーリーは今日、カーソン・ウェンツがピッツバーグにてブラッドリー医師によるACL手術を受け、無事に成功したことを伝えてきた。2018年のシーズンに向けて、ウェンツはできる限り早い段階でのリハビリ開始を望んでいるとのことだ」
この動向を最初に伝えたのは『ESPN』のクリス・モーテンセンだった。
この手術からの復帰にはおよそ9カ月から12カ月のリハビリ期間が要求されるため、来季の開幕に向けたウェンツの状況は不明瞭だ。
チームは10日に行われたロサンゼルス・ラムズとの一戦を43対35で制したものの、ウェンツはこの試合で左ACLを断裂した。負傷したのは第3クオーターにタッチダウンを狙ってエンドゾーンに飛び込んだ場面と思われたが、ヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンHCはそのケガが発生したのはヒットの直前だったと考えているようだ。
ペターソンHCは月曜日、「今日、改めて映像を見直してみると、実際は接触の直前だったので、非接触だった可能性がある。ただ、映像でそう見えただけかもしれない」と述べていた。
ウェンツが戦線を離れた今、イーグルスが頼れるのはニック・フォールズしかいない。チームにとって正QBを失うのは相当な痛手であるものの、ロースターにはまだこれまでチームを支えてきた才能ある選手が数多くそろっている。
残りはニューヨーク・ジャイアンツ、オークランド・レイダース、そしてダラス・カウボーイズとの3試合。11勝2敗のイーグルスがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のプレーオフでホーム開催のアドバンテージを獲得する可能性はまだ十分にある。2年目に大ブレイクした司令塔不在の中、イーグルスはどこまでこの調子を維持できるだろうか。
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