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シーズン第14週の週間MVPはスティーラーズQBロスリスバーガーら

2017年12月14日(木) 14:36

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Keith Srakocic】

シーズン第14週、2017年も佳境を迎えて何とかプレーオフ進出レースに生き残っているチームもある一方、ピッツバーグ・スティーラーズはクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーの大活躍によって悠々とプレーオフ進出を決めて見せた。

シーズン第14週の週間MVP受賞者は以下の通り。

【AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)】

<攻撃部門>

QBロスリスバーガー:“ビッグ・ベン”の愛称を持つロスリスバーガーがキャリア3度目となる506ヤードを投じ(NFL史上初)、ボルティモア・レイブンズ戦での39対38の勝利に貢献した。この試合、タッチダウンパスを2回投じたロスリスバーガーが記録した66回のパスアテンプトと44回のパス成功数はキャリアハイであった。AFC第1シード権の獲得条件が白星だったスティーラーズは、ロスリスバーガーの大爆発にも助けられてレイブンズとの接戦をものにし、プレーオフ進出争いを1位で通過した。

<守備部門>

CBザビエン・ハワード:同日に2度インターセプトを記録したマイアミ・ドルフィンズのコーナーバック(CB)ハワードが守備部門でシーズン第14週の週間MVPに輝いた。マンデーナイトに開催された王者ニューイングランド・ペイトリオッツとの一戦でひと際輝きを放ったハワード。この日2度のピックを決めた2年目CBは先週のデンバー・ブロンコス戦でも1試合で2度のインターセプトを決めていた。

<スペシャルチーム部門>

WRジェイドン・ミケンズ:シアトル・シーホークス戦の第3クオーター終盤、ジャクソンビル・ジャガーズのワイドレシーバー(WR)ミケンズは72ヤードのパントリターンで得点を決めることはできなかった。しかしながら、シーホークスのエンドゾーンまで1ヤードに迫ったミケンズのがむしゃらなランがチームに勝利をもたらしたのも確かだ。チームはこの1プレー後に点差を14点に広げてそのまま逃げ切った。シーホークスを下したジャガーズがAFC南地区で2位に1ゲーム差をつけてトップに立っている。

【NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)】

<攻撃部門>

RBジョナサン・スチュワート:毎シーズン、一時的に爆発的な活躍を見せるカロライナ・パンサーズのランニングバック(RB)スチュワートが、ミネソタ・バイキングス戦で大暴れした。103ヤードを駆け抜け、キャリア初となる3タッチダウンを記録したスチュワートがシーズン第14週、NFC攻撃部門の週間MVPを受賞した。最後に記録したスチュワートのタッチダウンがチームの勝利を決定づけている。1度目のタッチダウンは60ヤードからであり、プロ10年目の30歳で体重約109kgのRBとしては称賛に値するランであろう。

<守備部門>

LBディオン・ジョーンズ:サーズデーナイトに開催されたニューオリンズ・セインツ戦、アトランタ・ファルコンズのラインバッカー(LB)ジョーンズが相手QBドリュー・ブリーズの投じたパスをエンドゾーンでインターセプトした。残り90秒で飛び出したこのビッグプレーによってファルコンズはからくも20対17で勝利を収めている。ファルコンズにとっては絶対に負けられない一戦となったこの試合、タックル13回を記録したジョーンズによるインターセプトは、今季ブリーズが初めてレッドゾーン内で喫したインターセプトでもあった。

<スペシャルチーム部門>

WRトレバー・デービス:トレバー・デービスにボールを蹴った時点でクリーブランド・ブラウンズの命運は尽きた。グリーンベイ・パッカーズのリターンスペシャリストであるデービスはブラウンズ戦で5タッチ(1タッチ平均27.6ヤード)、138ヤードをマーク。デービスは最後のランで65ヤードを稼ぎだし、チームはこの後のプレーでゲームをタイに戻した。エースQBアーロン・ロジャースが次週から復帰というニュースが舞い込む中、何とかオーバータイムでの勝利をつかんだパッカーズがチームのプレーオフ進出に望みをつないでいる。

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