ジョセフHC続投濃厚のブロンコス、コルツは交代の可能性も?
2017年12月15日(金) 09:20現地14日(木)に開催されるシーズン第15週サーズデーナイトの一戦は足元がぐらつく2人のヘッドコーチ(HC)に注目が集まっている。デンバー・ブロンコス対インディアナポリス・コルツ戦の結果いかんで、バンス・ジョセフもしくはチャック・パガーノの命運が分かれるかもしれない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは複数の情報筋の話として、ブロンコスはジョセフHCを来季も続投させる意向である可能性が高いと指摘する。
ただし、ブロンコスがレギュラーシーズンをどのように締めくくるかによってはジョセフHCの今後が変わってくるとラポポートは付け加えた。
9連敗を阻止した先週末のニューヨーク・ジェッツ戦での勝利がジョセフ政権の一時的な救済となった可能性はある。
ラポポートは次のように伝えている。
「現時点では特にジョン・エルウェイとジョー・エリスがバンス・ジョセフと組みたがっている。彼ら――エルウェイとエリス――はクオーターバックのポジションに問題があることを理解しており、今の攻撃陣にはチャンスがないことも十分把握している。とは言え、バンス・ジョセフ自身も来季に向けて改善が必要であることは認知している。彼はチームの改革を誓っており、すでにブロンコス上層部にそのことを伝えている」
ジョセフHCは就任1年での解任という最悪な結果は免れたようだが、その一方でコルツのヘッドコーチに関してはいばらの道となりそうだ。
パガーノHCは今週、全員が1日契約で過ごしているようなものだと認めている。ラポポートによれば、インディアナポリスで6年目を迎えたパガーノHCはもし結果が振るわない場合、今季が最終年になるかもしれないと覚悟を決めているようだ。
3勝10敗でブロンコスとのサーズデーナイトゲームに挑むパガーノHCは3年連続でプレーオフ進出を逃している。チームの船頭役であるクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックが不在となったコルツの船は深い海の底に沈んでいくばかりだ。
コルツのオーナーを務めるジム・アーセイはラポポートに対し、14日のオーナー会議でコーチングスタッフについては今季終了後にジェネラルマネジャー(GM)のクリス・バラードと協議する予定であることを明かした。
アーセイオーナーはラポポートに対し、「今は何一つとして新たに報告するものはない」とのコメントを残している。
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