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ジェッツQBマカウンがセインツ戦で選手兼任コーチに

2017年12月15日(金) 12:32

ニューヨーク・ジェッツのジョシュ・マカウンとマット・フォルテ【AP Photo/Bill Kostroun】

今シーズン、もはやニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)ジョシュ・マカウンが選手として再びフィールドに立つことはないが、現地17日(日)に開催されるニューオリンズ・セインツとのシーズン第15週に選手兼任コーチとしてゲーム中の指揮に関わるようだ。

ベテランQBからの直談判を受けたヘッドコーチ(HC)のトッド・ボウルズは14日、マカウンが今週末の試合でコーチを兼任するプランを明らかにした。

マカウンにコーチとしての資質があるかと問われたボウルズHCは「大丈夫だろう。彼ならできる。彼がそう望むとすれば、現役を引退した後、将来的にはすばらしいコーチになれると確信している」と答えた。

今週末はアトランタ・ファルコンズに敗戦したニューオリンズ・セインツが是か非でも白星を狙う中で厳しい戦いが予想されるジェッツがマカウンに若手QBたちへのアドバイスを与える機会を設けるのもうなずける。選手兼コーチとしてマカウンに与えられる役割はジェッツに移籍して以降、彼が任されてきたブライス・ペティとクリスチャン・ハッケンバーグの世話役の延長線上にあるものと捉えていいだろう。

1勝程度しかできないと言われた前評判を覆し、チームの期待を上回るパフォーマンスを見せたマカウンの今季は不運にも先週のデンバー・ブロンコス戦で手を骨折したことによって終了した。

今シーズンのマカウンはパス成功率67.3%、2,926ヤード、18タッチダウンでインターセプトはわずか9回にとどまっており、今季開幕前から衰えを指摘されていた38歳のQBにとっては決して悪くない数字だった。

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