ルールの見直しが必要とスティーラーズHCトムリン
2017年12月20日(水) 10:39NFLのキャッチングルールがファンやコーチ、そして選手たちを混乱させている。
現地17日(日)に開催されたニューイングランド・ペイトリオッツ対ピッツバーグ・スティーラーズ戦の終了間際、スティーラーズのタイトエンド(TE)ジェシー・ジェームズによるタッチダウンレシーブはビデオ判定の結果、覆された。
NFL競技委員会のメンバーでもあるスティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは19日、今オフシーズンにもキャッチングルールは改めて見直されるべきだと明かしている。
トムリンHCは「誰もがこのルールに関しては見直しが必要だと感じているはずだ。あの1プレーに限った話ではない。毎週のように同じような議論が起こっている。だからこそ、メンバーの1人としてこれについては今オフシーズン中に話し合うべきだと考えている」と述べた。
トムリンHCは来季にどのようなルール改正があり得るかは分からないとしている。
1999年のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でバート・エマニュエルのレシーブが認められなかったことを受け、NFLはルールに変更を加えてきた。リーグによるルールの改変など、さまざまな試みを通してもなお“完全なキャッチ”がいかなるものかはあいまいなところだ。2010年にはカルビン・ジョンソンのタッチダウンレシーブが認められず、2014年のプレーオフではデズ・ブライアントのキャッチも認められなかった。17日の判定や、その他これまでに見られた微妙なジャッジは多くの選手やファンをいら立たせてきた。ファンや選手を納得させるためにはルールの一貫性が必要となる。
今オフシーズン、トムリンHCと競技委員会はルールのシンプル化に向けて動き出すだろうが、果たして全員が納得するルール変更は可能だろうか。
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