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ジャイアンツがCBアップルを最終戦出場停止に

2017年12月28日(木) 11:48


ニューヨーク・ジャイアンツのイーライ・アップル【AP Photo/Julio Cortez】

ニューヨーク・ジャイアンツのコーナーバック(CB)イーライ・アップルが最悪な2年目のシーズンを最悪な形で締めくくることとなった。

ジャイアンツは現地27日(水)、2016年ドラフト1巡目指名選手のアップルに対してレギュラーシーズン最終戦となるワシントン・レッドスキンズ戦を前に出場停止処分を科したことを発表した。

暫定的ジェネラルマネジャー(GM)のケビン・エイブラムスは声明の中で、現在ヘッドコーチ(HC)を務めているスティーブ・スパグニョーロがアップルと直に対面し、“チームに悪影響を与える行動を取った”として出場停止処分を言い渡したと明かしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはアップルに科された処分がアシスタントコーチとの口論した水曜日にスカウトチームでの練習参加を拒否したことが要因であると報じている。

26日、『ESPN New York(ESPNニューヨーク)』の中でセーフティ(S)のランドン・コリンズは「最初のピック、あれはやつのせいだ」とチームメイトのアップルを名指しで非難していたが、その翌日にアップルとスパグニョーロHCを交えたミーティングを行ったコリンズは自身の発言を謝罪している。

スパグニョーロHCは「(ランドンと自分は)今朝、軽いミーティングを行って、イーライとも話をした。3人ともフランクに会話することができたし、とても効果的なミーティングのまま終えたはずだ。両者間の問題だったが、2人の対応は素晴らしかった」と述べた。

シーズンを通して問題児とされてきた今季のアップル。練習時の雑なプレーが原因となり、10月にはレギュラー落ちも経験した彼がコーチやチームメイトと口論する場面は多数取り沙汰されてきた。

フィールド外での素行で話題を呼ぶことの多いアップルだが、NFLにはそういった個人的に複雑な生活背景を持つ選手が多く存在するのも事実だ。

ハイレベルなパフォーマンスを期待したジャイアンツがアップルに対して大金をはたいて投資した見返りは現時点ではまだチームに還元されてはいない。

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