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1992年の再現を、レイダース戦に集中するチャージャーズ

2017年12月29日(金) 05:09


ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Charlie Riedel】

ロサンゼルス・チャージャーズの2017年シーズンは4連敗で始まったにもかかわらず、最終週を迎えてまだわずかながらプレーオフ進出の可能性を残している。

現地31日(日)に行われるオークランド・レイダース戦にチャージャーズが勝利し、テネシー・タイタンズがジャクソンビル・ジャガーズに敗戦するなど他チームの多少の援護があれば、クオーターバック(QB)フィリップ・リバースとその仲間たちがフィールドでプレーする姿を1月にも目にすることができるのだ。

NFL史上、レギュラーシーズンを0勝4敗でスタートしてポストシーズンに進んだのはいまだかつて1チームしかいない。その偉業を達成したのはサンディエゴ・チャージャーズ(当時)、1992年シーズンのことだ。

リバースはチームの公式サイトで「今またチャンスがきた。どうなるかは分からない。自分たちの仕事をしっかり果たさないと。ただ、このチャンスは過去に1度だけしか達成されたことがなく、それをやり遂げる必要がある。0勝4敗でスタートした年にポストシーズンに行く。皮肉なことに、それをやったことがあるのは(1992年の)チャージャーズだけ。シーズン第17週にこういう形で関われるのはエキサイティングだよ。まだ0勝4敗の時に“シーズン第17週になってもチャンスは残っているぞ”なんて言われていたら、なんせ0勝4敗だからね、“交渉成立。それでいこう”と返しただろうね。0勝4敗だと、それがはるか遠くに感じてしまう。少なくとも自分たちでチャンスをつかんだんだ」と語った。

チャージャーズはテネシー・タイタンズとバッファロー・ビルズを相手にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)第6シードをかけて争っているが、シーズン序盤に何度か終盤に逆転負けを喫したほか、シーズン第15週のカンザスシティ・チーフス戦に敗れた結果、自力でのシード獲得のチャンスは消滅している。

シーズン第16週にはニューヨーク・ジェッツと対戦して勝利したチャージャーズ。最終週に勢いをつけるような快勝とはいかなかったものの、プレーオフにつながるチャンスは残した。

「俺にしてみればかなりシンプルな話だ」と話したリバースはこう続けている。

「ごちゃごちゃ考える必要はない。(どの条件でも)共通するのは俺たちの勝利だ。負ける要素は見当たらないし、今でもいけると思っている。だから、自分たちの仕事に集中すべきだ。確かに、同じタイミングで全員が試合に臨む。ただ、俺たちにできるのは自分たちのコントロールが効くことだけ。9勝目を手に入れるチャンスがある。(最初の4試合を除き)12試合中9勝目を挙げるチャンスがあるんだ。そうなれば0勝4敗から、とてつもない巻き返しを図れたことになるだろ。それが目指すべきところだ。最後の1試合、勝ちに行くのみ。それが次につながればうれしい。でも、今はオークランド戦に向けた準備に集中するだけだ」

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