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レイブンズ、来季もOCはモーニンウェグ

2018年01月05日(金) 10:16

ボルティモア・レイブンズのジョー・フラッコとアレックス・コリンズ【AP Photo/Gail Burton】

ボルティモア・レイブンズは来季も攻撃コーディネーター(OC)に変更は加えないようだ。

ヘッドコーチ(HC)のジョン・ハーボーは現地4日(木)、2016年からOCに就任しているマーティ・モーニンウェグの続投を明言した。

チームは『Twitter(ツイッター)』にハーボーHCによる会見の様子を投稿している。

「ヘッドコーチのハーボーがOCマーティ・モーニンウェグとチーム攻撃陣の今後について語った」

ハーボーHCは2017年のレギュラーシーズンが終わりに近づくにつれて攻撃陣が本格的にまとまり始めたことが現体制の維持を決定した理由だと述べた。

開幕から7週間の平均得点が18.6点だったレイブンズはその後、レギュラーシーズン閉幕まで9試合連続で20得点以上をマークしている。

【2017年シーズンのレイブンズオフェンス】
シーズン第1週から第7週:平均得点18.6点、平均獲得ヤード(合計)277.6ヤード、平均獲得パスヤード157.4ヤード、平均ギブアウェイ1.7回
シーズン第8週から第17週:平均得点29.4点、平均獲得ヤード(合計)327.0ヤード、平均獲得パスヤード214.2ヤード、平均ギブアウェイ0.6回

腰の負傷でプレシーズンゲームを全て欠場したクオーターバック(QB)のジョー・フラッコは間に合わせのオフェンシブライン(OL)と共に開幕から不調に喘いだものの、シーズン終盤にかけては最高のパフォーマンスを披露している。シーズン終了までの5試合で98.2のパサーレーティングを記録したフラッコはシーズン第13週以降、タッチダウンとインターセプトの比率を9対2にまで改善させた。

ランニングバック(RB)アレックス・コリンズの起用でランゲームを支配する戦略がはまったモーニンウェグの攻撃陣は一層バランスの取れたチームとなり、最終的にはリーグ9位の得点力を持つチームにまで成長した。

それでも、マイク・ウォレスがフリーエージェント(FA)となり、ジェレミー・マクリンと元ドラフト1巡目指名選手のブレシャド・ペリマンをカットの対象とするレイブンズはワイドレシーバー(WR)陣に不安な要素を抱える。レイブンズはまた、前半戦に故障者が続出したOLの強化にも取り組む必要がありそうだ。

モーニンウェグがOCのポジションを維持する一方で、その他の人事に関しては変更が加えられる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはシニア攻撃アシスタントコーチのグレッグ・ローマンが契約を満了し、他チームでOC職に就く可能性があると指摘する。

今季終了後に退任を発表した守備コーディネーター(DC)ディーン・ピーズの後任も探す必要のあるレイブンズ。新DCに関し、ハーボーHCはチーム内部と外部から候補者を挙げる意向だと明らかにした。ラインバッカー(LB)コーチのドン・マーティンデイルがチーム内からの筆頭候補とされ、その一方で、インディアナポリス・コルツのチャック・パガーノ元HCが外部から再びボルティモアに舞い戻る可能性も考えられている。

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