元パッカーズ役員のウルフがブラウンズのフロントオフィス入り
2018年01月11日(木) 09:26新ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ドーシーの下、クリーブランド・ブラウンズが早くもフロントオフィスの改革に乗り出している。
ブラウンズは現地10日(水)、グリーンベイ・パッカーズでフットボール運営部門の部長を務めていたエリオット・ウルフをチームのアシスタントGMとして迎え入れた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話から、ウルフがブラウンズと4年契約を結んだと伝えている。
火曜日にパッカーズがブライアン・ギュートカンストを新GMに抜擢(ばってき)した後、フロントオフィスの伝説として殿堂入りも果たしたロン・ウルフの息子であるエリオット・ウルフはドーシーGMと面談を行っていた。
オークランド・レイダースもまたウルフに興味を示していたものの、今やブラウンズにはウルフとドーシーGM、さらにはアロンゾ・ハイスミスを含めて元パッカーズの役員が3人も在籍することとなった。父であるロンがヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンやレジー・マッケンジーGMと近しい間柄であったため、息子のエリオットがレイダースを選択しなかったことは少し意外にも思われる。
ドラフト1巡目に2回の指名権があり、2巡目にも2人を指名可能なブラウンズは、ドーシーGMとウルフの眼力で今季勝ち星のなかった若きロースターを再建する大きなチャンスを得ている。
ブラウンズにとって決定的に不足している要素はクオーターバック(QB)だ。ドーシー政権がまず初めに取り組むのは弱点であるQBポジションの改革だろう。
伝統的なスタイルを好む役員が多く在籍するブラウンズにとって、将来的なフロントオフィスのスターと目されるウルフを獲得できた意味は大きいはずだ。
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