【2017年カンファレンス】イーグルスとバイキングス、NFCチャンピオンの称号を手に入れたのは?
2018年01月22日(月) 11:42AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の王者がニューイングランド・ペイトリオッツに決まってほどなく、フィラデルフィア・イーグルスの本拠地リンカーン・ファイナンシャル・フィールドでNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップが行われた。
敵地に乗り込んだミネソタ・バイキングスはオープニングドライブでテンポよく敵陣に前進し、クオーターバック(QB)ケイス・キーナムがエンドゾーンに向かっていたタイトエンド(TE)カイル・ルドルフに25ヤードパスを通して先制のタッチダウンを挙げる。
一方、イーグルスは最初の攻撃ドライブをパントで終えたものの、守備陣が奮闘。バイキングスのキーナムがワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンにパスを投じるも、イーグルスのコーナーバック(CB)パトリック・ロビンソンがインターセプトし、味方の援護を得ながらフィールドを駆け回り、逆サイドに逃げてエンドゾーンに飛び込んだ。リターンタッチダウンで追いついたイーグルスは次の攻撃ドライブも好調をキープして、ランニングバック(RB)ジェイ・アジャイのランをきっかけにヤードを稼ぎ、最後はRBレギャレット・ブラントが11ヤードランでタッチダウンをマークしている。
リードを許したバイキングスはキーナムのパスを中心にイーグルス陣地に攻め入ったが、レッドゾーンに入ったところでキーナムがサックされ、ファンブルボールを最終的にイーグルスがリカバーしてターンオーバーを喫した。攻撃権を得たイーグルスは自陣47ヤード地点からQBニック・フォールズがWRアルション・ジェフェリーにロングパスを通してタッチダウン。
完全にペースをつかんだイーグルスは前半終了間際にフィールドゴールで加点し、17点差をつけて試合を折り返した。
後半に入ってもイーグルスの勢いは衰えず、フォールズがWRトリー・スミスに41ヤードパスを通してタッチダウンが決まる。反撃の糸口をつかみたいバイキングスもレッドゾーンにまで到達するが、キーナムがエンドゾーンにいたシーレンに放った7ヤードパスはシーレンの手をこぼれてキャッチならず。流れは完全にイーグルスに傾き、第3クオーターから第4クオーターにかけてバイキングス陣地に攻め込んだイーグルス攻撃陣がフォールズとジェフェリーのコンビで5ヤードタッチダウンをまとめた。
イーグルスが31点の大量リードを得た終盤、バイキングスに再びレッドゾーンでのチャンスが訪れるもキーナムが2度目のインターセプトを喫して万事休す。イーグルスが残り時間を使い切って試合終了を迎え、38対7とバイキングスに快勝してスーパーボウル進出を確定させた。