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パット・シューマーがジャイアンツのHCに就任

2018年01月23日(火) 14:13

パット・シューマー【Todd Rosenberg via AP】

ニューヨーク・ジャイアンツの新しい指揮官が決定した。

現地22日(月)、ジャイアンツがパット・シューマーをヘッドコーチ(HC)に任命したと発表した。

ジャイアンツのオーナーであるジョン・マーラ社長と会長を務めるスティーブ・ティッシュはチームが発行した声明の中で次のように語っている。

「パットがわれわれのチームに来てくれることを心からうれしく思い、彼がこのチームにもたらすリーダーシップを楽しみにしている。パットは若い選手の育成に成功してきた人物であり、選手たちが彼の指示や方針に従っているのは明らかだ。われわれは6人の才能ある候補者たちと面談を行ったが、その中でもパットのビジョンと経験がこのチームを指揮するに最も適していると感じた」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは先週、シューマーがジャイアンツのHCに内定していると報じたものの、ミネソタ・バイキングスがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンスップ戦に残っていたため、ジャイアンツはバイキングスが完全にプレーオフを終えるまでは正式なオファーをすることが不可能だった。バイキングスが敗れた翌日の月曜日に今回の動きが発表されている。

バックアップクオーターバック(QB)ケイス・キーナムの大ブレイクもあり、NFC北地区を制覇してバイキングス攻撃陣をスーパーボウル出場にあと一歩のところまで指揮した52歳のシューマーは、候補者の中でも一際目立った存在となっていた。シューマーはバイキングスのOCとしてチーム攻撃陣を1試合平均得点23.9点でリーグ10位に、1試合平均トータル獲得ヤード356.9ヤードと1試合平均パスヤード234.6ヤードでリーグ11位に導いている。

ワイドレシーバー(WR)のステフォン・ディッグスとアダム・シーレンはそれぞれレシーブヤードでリーグ25位以内にランクインし、振るわなかった2016年度を払拭するようにバイキングス攻撃陣をけん引した。キーナムの大ブレイクやオフェンシブライン(OL)の改革も経て、今季のバイキングスは見違えるような成績を残したと言えるだろう。

HC職はシューマーにとって2度目の経験となる。2011年から2012年のシーズンにかけてシューマーはクリーブランド・ブラウンズで9勝23敗を記録し、ブラウンズでのHC就任2年目の終わりに解雇を告げられている。

【S】