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ドラ1候補メイフィールドの身長は問題ないとブロンコスHCジョセフ

2018年01月24日(水) 12:21


デンバー・ブロンコス【AP Photo/Jack Dempsey】

今週開催されるシニアボウルを視察に訪れる各チームのコーチ陣やジェネラルマネジャー(GM)、スカウトたちの注目は、はおそらく2人のクオーターバック(QB)に集まるだろう。

オクラホマ大学のベイカー・メイフィールドとワイオミング大学のジョシュ・アレンは来たるドラフト会議の1位指名候補に挙がっているQBだが、2人については様々な意見が飛び交っている。

アレンの体格と肩の強さはプロの世界でも通用すると言われるが、技術面においては改善の余地があるとされている。これに対し、昨季のメイフィールドはカレッジ界で最も卓越した技術を備えたQBと称賛されたものの、プロの目からすれば185cmという身長が懸念事項になっているようだ。

それでも、シニアボウルでノースチームを指揮するデンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)バンス・ジョセフは地方紙『Denver Post(デンバー・ポスト)』に、メイフィールドの体格について次のように語っている。

「問題ないと思う。ドリュー・ブリーズのプレーを見ればわかるだろう。彼は成功を収めているクオーターバックだ。やり方次第さ。良い選手は自分でその方法を編み出す。私は特に彼の大きさが問題だとは感じない」

ブリーズやラッセル・ウィルソンを筆頭に、NFLのどのチームにも体格のハンデをものともせずに活躍するQBは存在しているのだ。

身長の話は別として、メイフィールドの才能の豊さは別格とされている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のドラフト専門家であるダニエル・ジェレマイアはメイフィールドについて、「彼は非常に動きの多い選手だが、どの腕の角度や体勢であっても安定したパスの精度を誇っている」とも評している。

ジェレマイアはトップ50のプロスペクト選手を挙げた中でメイフィールドを13位にランクインさせ、「身長は足りないかもしれない。だが、私は彼のパス精度やプレーメイク能力、そして、タフさが好きだ。NFLの舞台で早くから活躍できる技術を持っている」と語った。

昔ながらのスタイルを維持するフロントオフィスが身長約193cm以上、体重約104kg程度のQBを望むなら、メイフィールドには多くのチームが食指を動かすだろう。

ジョセフHCとブロンコスがどのような判断を下すのか、来たるドラフト会議が非常に楽しみだ。

【S】