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HCギャレットの続投を強調するカウボーイズオーナー

2018年01月25日(木) 10:31

ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)ジェイソン・ギャレット【Paul Jasienski via AP】

1月も下旬に入り、各チームがコーチ陣を大幅に入れ替える中、ジェイソン・ギャレットのヘッドコーチ(HC)職に関してはこの先も当分の間、安泰のようだ。

ダラス・カウボーイズのオーナーを務めるジェリー・ジョーンズは現地23日(火)、ギャレットのチーム8年目のHC職に心配はないことを強調した。

シニアボウルの練習場を訪れていた記者らに対し、ジョーンズオーナーは「質問は大いに結構だが、彼にその可能性はない」と語り、次のように続けている。

「今後2年の間でジェイソンにはまたコーチ・オブ・ザ・イヤーを獲得してほしいね。来季が良い年度になれば、彼にはその可能性がある。そうなったらうれしい」

シーズン第16週にカウボーイズがプレーオフ戦線から離脱して以来、ジョーンズオーナーはギャレットHCに対する信頼を表明してきた。シアトル・シーホークス戦で黒星を喫した直後、ジョーンズオーナーは「私はこのチームのヘッドコーチに満足している」と発言。ギャレットHCは6試合の出場停止処分が科されたスターランニングバック(RB)エゼキエル・エリオット不在の中で9勝7敗という戦績を収め、チームをプレーオフ進出まであと一歩のところまで導いた。

ギャレットの政権下において、攻撃コーディネーター(OC)にスコット・リネハン、守備コーディネーター(DC)にロッド・マリネリを従えたカウボーイズはチーム内部の大幅な改革を避け、小さな修正だけを加えてきた。ジョーンズオーナーは元シーホークスのDCクリス・リチャードをセカンダリーコーチに、ワイドレシーバー(WR)コーチとしてリーグでの長い経験を持つサンジェイ・ラルをチームの同コーチに任命したことを認めている。

ジョーンズオーナーの下、これまでのどのHCよりも安定した成績を残しているギャレットHCだが、万全なロースターで臨む来季に再びプレーオフを逃すようなことがあれば、オーナーはこれまでで一番長く雇用した指揮官の解任を考え始めるだろう。

【S】