衝撃のトレード、チーフスがQBスミスをレッドスキンズに放出
2018年01月31日(水) 13:11どうやらワシントン・レッドスキンズがクオーターバック(QB)アレックス・スミスを獲得するようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地30日(火)、レッドスキンズとカンザスシティ・チーフスの間で交わされたQBスミスのトレードに関する取引が原則合意に至ったようだと報じた。ラポポートによれば、今回の取引の最終決定が行われるのは31日となる見込みだ。
この動向を最初に報じたのは地元紙『the Kansas City Star(ザ・カンザスシティ・スター)』だった。
スミスがレッドスキンズの新先発QBとなれば、レッドスキンズはカーク・カズンズのフリーエージェント(FA)移籍を容認するという意味になる。過去2年、カズンズはフランチャイズタグの下でプレーしてきた。FAとなるカズンズには多数のチームから多額を積んだオファーを受けることになると予想される。
好不調の激しい33歳のスミスに関しては、自身3チーム目となるレッドスキンズで新たなスタートを切ることになる。サンフランシスコ・49ersはコリン・キャパニックの大ブレイクを受けて2012年のシーズン終了後にスミスを放出し、今回は2年目のパトリック・マホームズの育成に力を入れるべく、チーフスがスミスを手放した。マホームズはチーフスが2017年のドラフトで全体10位に指名した選手であり、今レギュラーシーズンの第17週目で先発出場した彼は35回のパスを投じて22回の成功、284ヤードをマークしてその期待値の高さを披露した。
もしトレーニングキャンプのスタート時点でロースターに残っていた場合、2018年度のスミスはチーフスから200万ドル(約2億2,000万円)のロースターボーナスを含む2,060万ドル(約22億4,000万円)を受け取ることになっていた。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区を制覇したチーフスは最終的にワイルドカードラウンドでテネシー・タイタンズに敗れはしたが、2017年シーズンのスミスは4,024ヤード、26タッチダウン、104.7QBレーティングを記録し、シーズンを通して安定したパフォーマンスを見せていた。
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