パンサーズ売却先はカロライナ内が望ましいとNFLコミッショナー
2018年02月01日(木) 10:40カロライナ・パンサーズの売却が進められる中、新オーナーがチームをノースカロライナ州シャーロットから移転させることをNFLが許可するのかに注目が集まっている。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルはスーパーボウルの年次記者会見の席で、リーグはパンサーズが20年以上も存在し続けたカロライナの地に留まることを望んでいると明かした。
グッデルは次のように述べている。
「われわれや各オーナーたちはカロライナがすばらしい市場であると認識している。リーグが留まり続けたいマーケットであるし、次なるオーナーにも同様の視点を持ってもらいたい。ご存知の通り、所有者によって検討される問題ではある。(中略)多数のオーナーが尋ねてくる疑問にもなるだろう。そして、それはわれわれのオーナーシップが意図するところと同じはずだ」
今年の1月に入り、プレーオフ戦線から正式な離脱が決まった後でパンサーズは正式に売りに出された。これは職場での性的差別と人種差別発言問題が表面化した元オーナーのジェリー・リチャードソンに対する調査が行われる中、オーナーがチームの売却を示唆してから1カ月も経たない間に起きた出来事だった。昨年12月中には20年以上パンサーズに勤務してきたティナ・ベッカーがチームのCOOへと昇格し、リチャードソンの日常業務を引き継いだ。
グッデルコミッショナーはリチャードソンに関する調査がいまだ継続中であるとも発言している。
「経験豊富なメリー・ジョー・ホワイトが独立調査員として雇用された。彼女がそのプロセスを開始し、責務を果たしてくれるだろう。パンサーズ側はわれわれや彼女に対して全面的に協力してくれており、プロセスが完了した時点でわれわれは新たな報告を入れたいと思っている」
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