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NFLコミッショナー、「キャパニックとの契約はチーム次第」
2018年02月01日(木) 11:58今季、コリン・キャパニックがシーズンを通してNFLのどのチームにも所属できなかったことに対して複数の選手が不満をもらしていた。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは現地31日(水)、キャパニックのような選手との契約は各チームの判断に任せており、リーグが進んで獲得を促すようなことはないとする声明を発表した。
グッデルは続けてこのようにも述べている。
「以前にも明確に述べたが、誰がロースターに入り、誰が外れるのかについては全ての球団がそれぞれに権限を持っている。ご存知の通り、コリンは抗議を行った。この件について私がこれ以上具体的に述べることはないが、これは各球団が決定する事項であるはずだ。いずれにせよ、リーグがこの問題に関係することはないし、そのような可能性もない」
昨年10月、キャパニックはNFLの各チームが自身と契約を結ばないことで共謀しているとCBA(団体交渉協約)に基づいて訴えていた。
キャパニックは2016年のシーズン中、人種による不公平さや社会の不平等さを訴えるために試合開始前の国歌斉唱の際に膝をついて抗議運動を行った。シアトル・シーホークスは昨夏にキャパニックとの面談を行い、ボルティモア・レイブンズもまた、ジョー・フラッコがトレーニングキャンプで負傷したのを受けてその代理役としてキャパニックの名前を獲得候補に挙げている。結局はその他30球団と同様、両チームともキャパニックに手を差し伸べることはなかった。
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