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「カーディナルス以外はない」とWRフィッツジェラルドの父

2018年02月02日(金) 13:48


アリゾナ・カーディナルスのラリー・フィッツジェラルド【AP Photo/Rick Scuteri】

ワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドが15年目のシーズンに戻って来るとすれば、アリゾナ・カーディナルス以外でのプレーは選択肢にないようだ。

フィッツジェラルドの実父は現地1月31日(水)、『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』の中で息子ラリーがスーパーボウルのリングを追い求め続けるとすれば、そのプレー場所はカーディナルスになるだろうと語った。

『Sporting News(スポーティング・ニュース)』に対してフィッツジェラルド氏は「他にその可能性はない。カーディナルスになるだろう。もしカーディナルスでないのなら、背番号11を着たラリー・フィッツジェラルドがナショナルフットボールリーグ(NFL)でプレーする姿はもう見られない」ともコメントした。

この発言に驚く者はいないだろう。将来的な殿堂入りが有力視されるフィッツジェラルドはこれまでのキャリアを1つのチームだけで積み上げてきた選手だ。それが引退の時期にだけ別のユニフォームを着ることはあり得そうにない。

カーディナルスの現状を考慮すると、フィッツジェラルドがチームに復帰するかどうかは非常に興味深いところだ。今のカーディナルスには正クオーターバック(QB)がおらず、ヘッドコーチ(HC)も1年目の新人となる。また、新攻撃コーディネーター(OC)に就任したマイク・マッコイが新たなオフェンス陣を構築し始めている。大抵の場合、大きな変革が起きたばかりのチームがプレーオフに進出する可能性は高くないのだ。

それらを踏まえ、フィッツジェラルドが再びユニフォームを着る可能性はあるのか。彼の父は息子の答えはまだ決まっていないようだと答えている。

新体制となったチームにベテランWRのフィッツジェラルドがどのようにフィットするのかをスティーブ・ウィルクス新HCと話し合う必要があるとも述べたフィッツジェラルド氏は次のように明かした。

「ラリーはこれからどうすべきかについて私に話してくれた。だから私は “もしまだ試合が好きで情熱を持って自分のプレーができるのなら、まだやれるんじゃないか。まだ勝ちたいと思っているんだろう”と伝えた」

「息子は心からチャンピオンリングを欲しがっている。それについては疑いようがない。だが、チームの状況はこれまでと違っている」

フィッツジェラルドに関する問題はHCに就任したばかりのウィルクスにとって最初の大きな課題となりそうだ。

【S】