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2週間以内には将来を決めるとカーディナルスWRフィッツジェラルド

2018年02月05日(月) 13:10


アリゾナ・カーディナルスのラリー・フィッツジェラルド【AP Photo/Rick Scuteri】

現地4日(日)、『NFL Network(NFLネットワーク)』にゲストとして登場したアリゾナ・カーディナルスのワイドレシーバー(WR)ラリー・フィッツジェラルドは冗談を飛ばすなど穏やかな表情を見せていた。

そんなフィッツジェラルドの運命はカーディナルスがクオーターバック(QB)をどうするかによって大きく変わるかもしれない。

『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング』に出演したフィッツジェラルドはチームについて「どんな未来になるのか楽しみだ。チームの改善に向けた人事やドラフト戦略などに関してはまだこれからの話になるだろうが、それらに関してはスティーブ・カイム(GM/ジェネラルマネジャー)がうまくやっているに違いない」と語った。

来季における競争力の高いチーム作りに関し、フィッツジェラルドがカイムGMを強く信頼しているのはカーディナルスファンにとって良い知らせだろう。カイムGMのキャリアからすれば、来季のカーディナルスには確かに期待できるのかもしれない。しかし、はっきりとした正QBがいない現状はフィッツジェラルドにとって大きな問題となっている。その口調にはまだ現役続行の気配も感じられる一方で、フィッツジェラルドは自身の進退を決定する具体的なタイムラインがあることを匂わせた。

フィッツジェラルドは「まだ最終的な決定は何も下していない。1、2週間以内には答えを出したいと思っている」と明かしている。

あと1、2週間以内にカイムGMがフランチャイズの正QBを獲得するのはおそらく不可能だろう。それでも、今後2週間でフィッツジェラルドがカイムGMと会談し、今オフシーズンのチームプランを聞くために機会を設けることは可能なはずだ。このプランにはQBカーク・カズンズに関する話も盛り込まれるのではないだろうか。

その場合、フィッツジェラルドがチームに残留する可能性は高くなるようにも思える。新ヘッドコーチ(HC)のスティーブ・ウィルクスはチームがフィッツジェラルドの復帰を求めているとすでに公言した。また、フィッツジェラルドの実父も息子の復帰はカーディナルス以外にあり得ないと先週木曜日に語っている。

フィッツジェラルドの体力的にもまだまだ活躍に期待は持てる。チーム自体はアップダウンが激しく8勝8敗に終わったが、2017年シーズンにフィッツジェラルドは100回以上のレシーブで1,000ヤード超えを記録した。今までのシーズンに見せてきたプレーと同程度に活躍するのであれば、来季中にもフィッツジェラルドは通算レシーブヤードでNFL史上ナンバー2へとランクアップするだろう

グッドモーニング・フットボールのカイル・ブランドがフィッツジェラルドについて“あと5年はプレー可能”だと言っていたが、その発言はあながち冗談ではなかったのかもしれない。フィッツジェラルドはQBドリュー・スタントンよりも優れたQBと共にキャリアに終止符を打ちたいはずだ。34歳のフィッツジェラルドにはまだまだ好プレーを期待したいが、その未来はカーディナルスの決定によって大きく左右されるに違いない。

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