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ライオンズがDEアンサーにフランチャイズ指定

2018年02月28日(水) 09:35

デトロイト・ライオンズのエゼキエル・アンサー【AP Photo/Rick Osentoski】

デトロイト・ライオンズが2018年シーズンもディフェンシブエンド(DE)エゼキエル・アンサーをチームに残留させる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地27日(火)、ライオンズはアンサーに対してフランチャイズ指定し、テンダーにサインした場合には2018年度に1,750万ドル(約18億8,000万円)を支払う予定だと報じた。

昨季は12サック、合計44回のタックル(ソロは39回)、1ファンブルフォースド、1ファンブルリカバーを記録したアンサーは自身のプレーによってリーグでもトップクラスのエッジラッシャーであることを証明した。2017年シーズンの後半でアンサーよりもサックを記録したプレーヤーはおらず(8サックはチャンドラー・ジョーンズとタイ)、2試合連続となる3サックゲームを披露してもいた。

先シーズン後半の活躍もあり、『NFL.com』の中でクリス・ウェズリングとグレッグ・ローゼンサルが選出する2018年度のフリーエージェント(FA)選手トップ101において、アンサーは堂々の5位にランクインしている。

フィールド上で残した数値には目を見張るものがあるとはいえ、28歳のアンサーは過去2シーズンにわたって複数の故障に悩まされており、2018年シーズンにも同様の活躍を期待できるかどうかは不透明だ。それでも、ライオンズがリーグに2人だけしか存在しない、過去3年間で2桁のサックを2度決めているラッシャーを手放すわけもなかった。他に可能な選択肢がなかった以上、今回の動きはジェネラルマネジャー(GM)ボブ・クインによる賢明な判断であったと言えよう。

サラリーキャップにスペース(約4,400万ドル/約47億2,000万円)のあるライオンズには高額テンダーを支払う余裕があり、フランチャイズタグを利用することでまだ長期契約を結ばずにリーグトップクラスのDEをチームにとどめることに成功した。チームはアンサーが新ヘッドコーチ(HC)マット・パトリシアの戦略にうまくフィットすることを望んでいる。

2012年にクリフ・アブリルに対してフランチャイズタグを付与したライオンズ。今年は7月16日がアンサーとの長期契約を締結する期限だ。今オフシーズンを通じて現在までにフランチャイズ指定されているのはマイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーとアンサーの2人のみ。フランチャイズタグ付与期間は来月6日(火)までとなっている。

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