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コルツがベテランRBゴアをリリース

2018年03月02日(金) 09:43


インディアナポリス・コルツのフランク・ゴア【AP Photo/Nick Wass】

将来殿堂入りする可能性の高いプレーヤーが市場に登場する。

インディアナポリス・コルツは現地28日(水)、ベテランのランニングバック(RB)フランク・ゴアが2018年度シーズンにはチームに戻らないことを発表した。

先ごろコルツの新ヘッドコーチ(HC)に就任したばかりのフランク・ライクは記者に対して「(ジェネラルマネジャー/GMの)クリス・バラードがシーズン終了後に議論していたのは知っている。フランクに対する敬意は忘れずに、彼には何が起こっているのかを知らせた。クリスが先頭に立ち、RBのポジションにおける年齢層を少しばかり引き下げようとする中でわれわれは次に進まなくてはならないとゴアには伝えてある」と明かした。

ゴアが離脱することで、コルツのRB陣に残されているのはマーロン・マック、マット・ジョーンズ、ロバート・タービン、ジョシュ・ファーガソンとなる。

長い間サンフランシスコ・49ersで活躍したゴアはその安定した成績を買われ、コルツと3年1,200万ドル(約12億8,000万円)の契約を結んだ。コルツでの3年間を通じてゴアは260回、263回、261回のラッシュをマークし、1試合平均で60ラッシングヤード、1シーズン平均では1,200スクリメージヤードを記録している。ゴアはこれまでに14,026ラッシングヤードを積み重ねてきたが、これはカーティス・マーティンが持つ記録まであと75ヤード、バリー・サンダースまでは残り1,243ヤードとなるリーグ史上5番目の記録となっている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは木曜日、クリーブランド・ブラウンズとボルティモア・レイブンズがゴアの次なる新天地として候補に挙がるのではないかと伝えた。

インディアナポリスでは多少残念なシーズンを過ごすこととなったゴアだが、そのキャリアがここで終わることはないだろう。

バラードGMはゴアについてこのように語っている。

「彼のキャリアのほとんどはサンフランシスコで形成され、ここにいたのはわずか3年だった。それでも、彼の存在はわがチームに大きなインパクトを与え、それは私の知る他のどの選手にも成し得ないようなものだった。ゴアには違った景色を見るチャンスを与え、最後にやりたいことをやれる場所を見つけてほしい」

2015年当時はスーパーボウル制覇の夢を語りながらコルツに移籍したゴア。果たして、34歳のテールバックが引退を前にその夢を叶えるチャンスをつかむことはできるのだろうか。

【S】