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ラムズ、ついにWRオースティンを見限るか

2018年03月02日(金) 11:13


ロサンゼルス・ラムズのタボン・オースティン【AP Photo/Butch Dill】

ロサンゼルス・ラムズがチームに5シーズン所属したワイドレシーバー(WR)タボン・オースティンと袂(たもと)を分かつ予定であることが判明した。

情報筋の話を元に、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはラムズが元ドラフト全体8位指名選手であるオースティンをトレード、あるいは、リリースする意向であると報じた。

前途有望なプレーメイカーとして期待されたオースティンは2013年にウエストバージニア大学からプロ入りした。この際、ラムズはビルズとのトレードの中で4つのドラフト指名権を駆使してまでこのオースティン獲得に動いていた。2015年シーズンには10タッチダウンで約1,000スクリメージヤードを記録したオースティンは、2016年の夏に4年4,200万ドル(約44億5,000万円)という大型契約を勝ち取ることに成功したものの、その後は金額に見合うような成績を残すことなく、ドラフト時に期待されたようなパフォーマンスを見せるわけでもなかった。

ジェフ・フィッシャーの下で不甲斐ない2016年シーズンを送った後、新HCに就任したショーン・マクベイ政権下、昨季のオースティンはビルズからサミー・ワトキンスとロバート・ウッズが加入した影響も受けてレギュラーを降格となった。出番が激減した2017年度は13レシーブで47ヤード、1レシーブ平均3.6ヤードを記録するにとどまっている。

オースティンの契約は今月中にロースターボーナス500万ドル(約5億3,000万円)の支払いを要求しているが、これはパートタイムのパントリターナーとして働く便利屋の選手に対して支払うには法外に高い金額だろう。

このような状況では、選手を過去のコーチ陣とも関連付けたくなるものだ。オースティンはセントルイス・ラムズ(当時)でブライアン・ショッテンハイマー指導の下、プロキャリアをスタートさせた。現在はシアトル・シーホークスで攻撃コーディネーター(OC)を務めるショッテンハイマーだが、その当時はオースティンの独特な持ち味を引き出すことができなかったとして批判を浴びている。

ラムズが多額の債務を残すプレーヤーのトレードパートナーをそう簡単に見つけ出せるとは考え難いのが現状だ。

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