シーホークスのDLベネットはトレード候補に、SSトーマスは残留へ
2018年03月06日(火) 13:10リーグ新年度まであと2週間に迫る中、今オフシーズン中を通して注目の的となっているのは歴史的な強さを誇ってきたシアトル・シーホークスの守備陣崩壊の可能性だ。
ストロングセーフティ(SS)カム・チャンセラーとディフェンシブエンド(DE)クリフ・アブリルはそのキャリア自体が危険な状況にあり、オールプロのコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンはアキレス腱断裂の大ケガから回復中。また、スターフリーセーフティ(FS)のアール・トーマスとディフェンシブライン(DL)マイケル・ベネットにはトレードのうわさがつきまとっている。
ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルが誇るリーグ最高のディフェンス陣はいったいどうなるのだろうか。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地5日(月)に放送された『NFL Total Access(NFLトータル・アクセル)』の中で、シーホークスはSトーマスをキープする意向だが、ベネットに関してはフリーエージェント(FA)市場がオープンする前までのトレードを希望しているようだと伝えた。
チームはすでにベネットに関するトレード交渉を始めており、ラポポートによれば元シーホークスの守備コーディネーター(DC)ダン・クイン率いるアトランタ・ファルコンズがベネット獲得に興味を示しているのも不思議ではないとのこと。
「私の理解では、(シーホークスが)すぐにでもこのトレード成立を望んでいるようだ」と語ったラポポートは、続けて「マイケル・ベネットが正式にシーホークスを去る前の段階、つまり、来週中の話になるかもしれない」と説明した。
契約最終年を迎えるトーマスに関してはまた違った話になりそうだ。出身地であるテキサスに戻るのではとのうわさも数多く聞こえていたが、シーホークスはトーマスを手放さず、新たに長期契約を結ぶ意向であるようだ。
ラポポートは「2018年シーズンも確実にトーマスは構想内だ」とも述べた。
クリス・リチャードからケン・ノートンJr.に守備コーディネーター(DC)を変更する中で、ディフェンス選手陣にも変更を加えるシーホークス。 チームは“リージョン・オブ・ブルーム”と称され、他チームから恐れられた屈強な守備陣にマイナーな修正だけを加えるのか、はたまた、壮大な改編作業を行うのか、今後の動きに注目すべきだろう。
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