ニュース

ラムズがLBオグレツリーをジャイアンツにトレード

2018年03月08日(木) 12:29

ロサンゼルス・ラムズのアレック・オグレツリー【Peter Read Miller via AP】

ロサンゼルス・ラムズがリーグ新年度の開幕を前にチーム改革を止めることはない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地7日(水)、情報筋の話を元に、ラムズが2019年ドラフトの7巡目指名権付でラインバッカー(LB)アレック・オグレツリーをニューヨーク・ジャイアンツにトレードすることで合意し、ジャイアンツから2018年ドラフトの4巡目と6巡目指名権を獲得するようだと伝えた。

今月14日(水)にリーグが新年度を迎えるまでこのトレードがオフィシャルになることはない。この動きを最初に報じたのは『ESPN』だった。

昨年10月に4年4,200万ドル(約44億6,000万円)の契約を結んだスピードのあるオグレツリーは、過去2シーズンで231タックル、2サックをマークしている。まだ26歳ながらも、スピードやプレーメイキング能力が不足したジャイアンツLB陣の中でその両方を持つオグレツリーはひときわ異彩を放つだろう。

ラムズにとっては慌ただしい中での最新の動きとなったオグレツリーのトレード。ジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは先ごろ、カンザスシティ・チーフスからコーナーバック(CB)マーカス・ピータースを獲得し、パスラッシャーのロバート・クインをマイアミ・ドルフィンズへと放出している。

ラポポートはラムズがピータースとの取引に際し、チーフスに対してオグレツリーを差し出すオファーを提示したものの、チーフスがこれを断ったようだとも伝えている。

ラムズはオグレツリーとクインを放出することによってサラリーキャップにスペースを生み出し、最優秀守備選手賞を獲得したアーロン・ドナルドら前途有望な若手選手に支払うための余裕を手に入れた。

スニードGMはNFLスカウティングコンバインでリーグのトレード欲がここ数年でヒートアップしてきていると発言していたが、どうやら、この例に最も当てはまる人物は自分自身であるようだ。

NFLネットワークのトム・ペリセロは『Twitter(ツイッター)』でこのように投稿している。

「アレック・オグレツリーは来週にも2018年度分の保証されたロースターボーナス700万ドル(約7億4,000万円)とベースサラリーの300万ドル(約3億2,000万円)を受け取る予定だ。さらに、来週中に2019年度のロースターボーナスである600万ドル(約6億3,600万円)がフル保証されるだろう。それゆえ、ジャイアンツはここ5カ月以内のラムズに劣らない相当に大きな責務を負うことになる」

【S】