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ペイトリオッツがベテランTEベネットをリリース

2018年03月08日(木) 13:42

マーテラス・ベネット【AP Photo/Darron Cummings】

2018年度もプレーを望むタイトエンド(TE)マーテラス・ベネットだが、ニューイングランド・ペイトリオッツがそのチャンスを与えることはなかった。

現地7日(水)、シアトル・シーホークスがマーテラスの兄であるマイケル・ベネットをフィラデルフィア・イーグルスにトレードした数時間後、今度はペイトリオッツがベテランTEマーテラスのリリースを発表した。

故障によって2017年度のパフォーマンスは制限されたものの、31歳になるマーテラスはフリーエージェント(FA)市場においてまだ重宝されるはずの選手だ。昨オフシーズン、グリーンベイ・パッカーズに所属していたベネットは肩の故障に苦しんだ末に公然と引退の可能性を口にしていた。7試合の出場で24キャッチ、233ヤード、タッチダウンはゼロという残念な結果を受け、ベネットはシーズン半ばでパッカーズからカットされた。

そんなベネットにウェイバーで手を差し伸べたのがペイトリオッツだったが、ハムストリングと肩の負傷によって故障者リストする前までのベネットはヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックの下でわずか2試合の出場にとどまった。

ベネットは2018年度もペイトリオッツでプレーするチャンスを願っていたかもしれないが、620万ドル(約6億6,000万円)に及ぶサラリーキャップヒットがチームにとって重荷となったようだ。2016年シーズンに記録した55キャッチ、701ヤード、7タッチダウンという記録だけでは、来季もペイトリオッツでプレーするだろう故障癖のあるロブ・グロンコウスキーのバックアップとしては不十分だとベリチックHCの目には映ったようだ。

ベネットがフリーエージェント(FA)市場に登場することが早くも確定したものの、FA市場が開かれる今月14日(水)までにベネット獲得を狙って名乗りを挙げるチームが現れるかどうかは定かでない。

【S】