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TEアイファートは1年契約でベンガルズ残留

2018年03月16日(金) 13:58

シンシナティ・ベンガルズのタイラー・アイファート【AP Photo/Frank Victores】

シンシナティ・ベンガルズがフリーエージェント(FA)選手の流出を阻止した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地15日(木)、タイトエンド(TE)タイラー・アイファートがベンガルズと1年最大800万ドル(約8億5,000万円)で契約合意したと報じた。この動きを最初に報じたのは『ESPN』だった。

腰の手術を受けたアイファートは昨季もわずか2試合の出場にとどまっていた。ベンガルズで5シーズンを過ごしたアイファートがその中で8ゲーム以上に出場したのはわずかに2回だが、身長約198cmのTEは一度フィールドに立てばレッドゾーン内の達人と化し、2015年シーズンには13タッチダウンを記録した。

とは言うものの、多くの故障歴があるアイファートが今後も安定したパフォーマンスを見せる保証はない。ESPNは先月、アイファートが医師から2018年春のOTA(チーム合同練習)参加を認められたことがNFL各チームに通達されたと報じた。

昨年に受けた手術はアイファートにとって3度目となる腰の手術だった。2016年シーズンの初めから足首に痛みを抱えていたアイフォートはシーズン途中から膝も故障。キャリアを通じて見ると、レギュラーシーズンに出場した試合数(39試合)よりも、欠場した試合数(41試合)の方が多くなっている。

『NFL.com』が選出するFAトップ101の中で第37位にランクインしていたアイファートは、オープン市場の中でも最も未知数な存在とも評された。

良好な健康状態であればクオーターバック(QB)アンディ・ダルトンのタッチダウンターゲットとして有能なプレーヤーだが、現段階ではアイフォートがシーズンを通してどの程度健康でいられるかは大きな疑問となっている。1年契約を結んだことでシーズン終了後にまたFA市場に登場する大柄なTEは、次こそは2013年シーズンのフォームを取り戻して大型契約を狙いたいところだ。

【S】