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レイダースがRBマーティンと1年契約

2018年03月16日(金) 12:22

タンパベイ・バッカニアーズのダグ・マーティン【AP Photo/Jason Behnken】

元タンパベイ・バッカニアーズのランニングバック(RB)ダグ・マーティンの新天地はアメリカ大陸を横断した真逆の方向に位置する。

現地15日(木)、オークランド・レイダースはRBマーティンと契約合意に至ったと発表した。情報筋の話を元に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによれば、マーティンはレイダースと1年契約を結んだようだ。

チームは『Twitter(ツイッター)』でマーティンの加入を報告した。

「レイダースはダグ・マーティンと契約を結んだ」

6シーズンをタンパベイで過ごしたマーティンは先月にリリースされた。

過去2年間は連続して425ヤード以下にとどまった29歳のRBは新ヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンの下で再起を誓う。

身長約175cmと小柄なマーティンは現役NFL選手の中でも最も浮き沈みの激しいキャリアを送ってきた。新人時代に1,454ヤード、319キャリー、11ラッシングタッチダウンを記録したマーティンだが、その後の2シーズンでは連続して500ヤードに届かず、合計で15試合に欠場していた。2015年シーズンに復活を遂げたマーティンはリーグ2位となる1,402ヤードを記録し、オールプロに選出された後で高額契約を勝ち取っている。

2016年シーズンにはリーグ規定に違反するPED(運動能力強化薬物)を使用したとして4試合の出場停止処分を受けているマーティン。

過去2シーズンのマーティンはタックルをかわすこともできず、キャリア序盤の勢いも薄れ、ヤードを大きくゲインする姿を見せていない。2016年と2017年シーズンには1キャリー平均2.9ヤードの合計282キャリーと悲惨な記録を残した。

マーティン加入によって、2018年度に590万ドル(約6億3,000万円)を受けとるオークランド出身のRBマーショーン・リンチの今後がどうなるのかについてはうわさが飛び交いそうなところだが、NFLネットワークのマイケル・シルバーによれば、レイダースがリンチをリリースする予定はなさそうだとのことだ。

ここ2年間は低パフォーマンスが続いたゆえ、マーティンは2018年のレギュラーシーズンが開始する前までに、大ブレイクした当時の勢いを取り戻せることを証明する必要があるだろう。

【S】