クオーターバック（QB）トム・ブレイディが新たな武器を手にいれた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地18日（日）、ニューイングランド・ペイトリオッツがスピードに定評のあるワイドレシーバー（WR）コーダレル・パターソンをオークランド・レイダースから獲得したようだと報じた。ラポポートはパターソンの正式入団がフィジカルチェックを残すのみだとし、この取引を成立させるためにドラフト5巡目の指名権を譲渡したペイトリオッツは見返りに6巡目の指名権を獲得しているとも伝えた。

このトレードを最初に報じたのは『Pardon My Take（パードゥン・マイ・テイク）』だった。

電光石火のキックリターンやワールドクラスのスピードで球界全体にその名が知られるパターソンはスペシャルチーマーとしてまだ正当な評価を受けていない選手の一人。スペシャルチームのエースとして君臨してきたマシュー・スレイターがフリーエージェント（FA）でチームを去ることが想定されることから、ペイトリオッツはその代わりとしてパターソンを起用する方針だろう。

ペイトリオッツが最後にレイダースから獲得したプレーヤーはニューイングランドの地で成功を収めている。正確にはミネソタ・バイキングスがドラフト1巡目に指名してプロキャリアをスタートさせたWRランディ・モスは、当時在籍していたレイダースからトレードでペイトリオッツに移籍して大ブレイクを果たした。モスほどの活躍が期待できるわけではないにしろ、QBブレイディに新たな優秀な武器が加わったとは考えられるだろう。

先シーズンのパターソンは16試合に出場して31キャッチ、309ヤードに加え、13キャリーで121ラッシングヤードと2タッチダウンをマークしている。

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