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元ドルフィンズDTスーがラムズを訪問予定

2018年03月20日(火) 11:16

マイアミ・ドルフィンズのエンダマカン・スー【Ric Tapia via AP】

フリーエージェント(FA)になったディフェンシブタックル(DT)エンダマカン・スーのチーム訪問ツアーが継続中だ。

スーは『Yahoo Sports(ヤフー・スポーツ)』のジョーダン・シュルツに対してロサンゼルス・ラムズを訪問する予定を明かした。『NFL Network(NFLネットワーク)』のピーター・シュレイジャーによれば、スーとラムズの面談は現地20日(火)に行われる予定だとのこと。

『NFL.com』が選出する2018年FAトップ101の第3位にランクインしているスーは先週、FA市場が開始したと同時にマイアミ・ドルフィンズをリリースされていた。スーは3年前にドルフィンズと記録的な6年1億1,400万ドル(約120億円)の契約を結んでいた。

ニューオーリンズとテネシーへの訪問をすでに終えている31歳のスーにとって、ロサンゼルスは3番目の訪問地となる。シュルツに対してスーは過去2回の訪問が“良好”だったと語り、契約金額についてはまだ話し合っていないことも明かした。

ロサンゼルスの華やかさにもよく馴染みそうなスーにとってラムズは興味深いチームとなる。

仮に最優秀守備選手賞を獲得したアーロン・ドナルドとスーが同じチームにそろえば、相手攻撃陣にとってはアンフェアな話だろう。スーがラムズ入りとなった際にはドナルドとスーをマンツーマンでブロックする相手に幸運を祈りたい。敵チームのクオーターバック(QB)に至ってはスナップと同時に脅威を感じるはずだ。

2018年シーズンに全てを賭けているジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードにとってスーとの会談は最新の動きとなる。今オフシーズンのスニードGMはすでにコーナーバック(CB)のマーカス・ピータースとアキブ・タリブをトレードで獲得している。守備コーディネーター(DC)ウェイド・フィリップスにとってスーとドナルドのデュオは守備オプションに無限の可能性をもたらすと言っても過言ではない。

フロリダ州が所得税を徴収しない州であることがスーのドルフィンズ入りに大きな影響を与えたのは事実だが、カリフォルニア州による重い所得税の話は別として、スーがラムズ入りするための理由はフィールドの内外を問わずに存在する。今後、ドナルド、トッド・ガーリー、ジャレッド・ゴフといった優秀な若手選手をチームに残留させるために資金を必要とするラムズは、短期間で結果の出る投資を行いたいはずだ。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、チームのキープレーヤーらがまだ新人契約下にあることから、2019年と2020年のキャップのスペースがリーグトップ3位にランクするラムズにはまだ猶予が残されているようだ。

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