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レイダースとの契約を改定し、保証金を手にするRBリンチ

2018年03月22日(木) 09:43

オークランド・レイダースのマーショーン・リンチ【AP Photo/Michael Perez】

オークランド・レイダースでのランニングバック(RB)マーショーン・リンチの将来に関して何か不安があったとすれば、それはもう捨て去ってもいいはずだ。

現地21日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはリンチが100万ドル(約1億円)のロースターボーナスを受け取る前の土曜日にレイダースとの契約を改定していたと報じた。この報道によれば、リンチは2018年度のベースサラリーを以前よりも50万ドル(約5,300万円)減額した550万ドル(約5億8,000万円)とし、その代わりに450万ドル(約4億7,000万円)が保証される内容へと変更したようだ。元の契約通りであれば、リンチへの保証金はなかった。リンチは最大925万ドル(約9億8,000万円)のインセンティブを手に入れることが可能となっている。

今回の契約改定によってレイダースにおけるリンチの地位はより確固たるものになったと言えよう。チームがRBダグ・マーティンを獲得した動きを受け、リンチがオークランドの地を去るのではとのうわさが飛び交っていたが、それが現実となる可能性はなくなった。

リンチは新ヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンのリードバックとして活躍するはずだ。1シーズンのオフ期間を経て、2017年度の序盤はなかなかエンジンがかからなかったものの、シーズン終盤には相手ディフェンス陣を翻弄するパフォーマンスを見せつけたリンチ。シーズン第13週から第17週まで1キャリー平均5.2ヤードを記録したリンチがこの期間で積み上げたランヤードはリーグトップとわずか10ヤードの差にまで迫っていた。

グルーデンHCは先月、2018年シーズンは“フルタイム”でのリンチの活躍が必要だと語った。今回の新たな契約がHCの言葉により現実味を持たせている。

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