ブラウンズQBケスラーはトレードでジャガーズへ
2018年03月29日(木) 11:12ジャクソンビル・ジャガーズのベテランクオーターバック(QB)チャド・ヘニーがカンザスシティ・チーフスへと旅立ったのを受け、ジャガーズのエースQBブレイク・ボートルスのもとに新たなバックアップQBが加わった。
クリーブランド・ブラウンズが2019年ドラフトの条件付き7巡目指名権と引き換えに、QBコーディ・ケスラーをジャガーズへと放出した。これは現地28日(水)に両チームが認めた動きだ。
ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンが2016年ドラフト3巡目指名選手であるケスラーの実力を信じるよう記者たちに訴えかけた翌年、お気に入り枠から外されたケスラーはデプスチャート上でルーキーのデショーン・カイザーに抜かれ、元スカウトチームのQBケビン・ホーガンにまでも先を越された。
カイザーとケスラーの両者が去った今、ブラウンズにはホーガンに加え、先ごろ獲得したタイロッド・テイラーとドリュー・スタントンが在籍している。
ケスラーは過去2シーズンを通じて8試合に先発し、勝ち星なしのパス成功率63.8%、1アテンプト平均6.9ヤード、タッチダウン/インターセプト比率6:3、パサーレーティングは評価に値する87.4を記録。ルーキーイヤーの9試合に登場したケスラーはそのパス精度やポケット内での動きで評価を得たものの、NFLの先発QBとしては肩の強さに問題があった。
元南カリフォルニア大学のスター選手であるケスラーはヘニーよりも起用価値のあるQBかもしれないが、ボートルスの先発職を脅かすほどの存在には至らないだろう。
ジャガーズのジェネラルマネジャー(GM)デビッド・コールドウェルはこのような声明を発表した。
「われわれはクオーターバックの層を厚くしてくれるコーディをチームに加えることができて興奮している。24歳という若さにもかかわらず、コーディはすでにNFLの試合で多くのプレーをこなしてきた。2016年シーズンにはルーキーとしてパサーレーティングは90を越し、高いパス精度と効率の良さを生かしてとても活躍していた選手だ」
「ドラフトのプロセス中、われわれはリサーチを通じてコーディが賢く、タフであり、そして、負けず嫌いな若者であることを知った。コーディがわがQBと攻撃陣の新たな素晴らしい活力となることを期待している。」
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