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決勝タッチダウン後のエキストラポイントは廃止へ
2018年03月29日(木) 13:01先シーズンのプレーオフ、ミネソタ・バイキングスはニューオーリンズ・セインツから劇的な逆転勝利を奪った。この“ミネソタミラクル”が生まれた際、メディアの混乱も同時発生していた。バイキングスの選手たちがフィールド上でインタビューを受ける一方、セインツの選手たちは重い足取りでフィールドを後にし、ロッカールームへと下がって行った。
しかしながら、ここではまだ正式に試合が終了したわけではなかった。残された時間はなく、5点リードの点差がある中、バイキングスにはまだエキストラポイントのアテンプトが残されていた。このため、パンター(P)トーマス・モーステッドを含むセインツのディフェンス選手陣は小走りで再びフィールドに登場し、バイキングスの2ポイントコンバージョンのためだけにライン上に並ぶこととなった。
このような状況は今後見られなくなるようだ。
今週行われたNFL年次リーグミーティングの中で決定した7つのルール変更の中に、今回のバイキングス対セインツ戦のような気まずいシーンを再発させないとする規定が含まれている。
修正が加わったルールは次のように記されている。
「競技委員会より:ゲームの正式な勝敗が決した際に決勝タッチダウンを決めたチームに対してエキストラポイント、または、2ポイントコンバージョンのアテンプトを要求するルールを廃止する」
今後のゲームにおいてこのルール変更が試合の行方を左右することはないが、得失点差などにこだわるスポーツ関係者に対しては多少の影響があるだろう。
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