元ドラフト全体3位指名のディフェンシブエンド（DE）が再びシアトル・シーホークスでプレーする。

チームは現地12日（木）、制限付きフリーエージェント（FA）のディオン・ジョーダンが190万ドル（約2億円）のテンダーにサインしたと発表した。

先シーズンの終盤5試合でキャリアハイとなる4サックを記録したジョーダンは今後、さらなる役割の増加が見込まれていた。シーズン終盤にかけ、限りある時間の中で披露した素晴らしいパフォーマンスはチームがスターパスラッシャーのマイケル・ベネットをトレードで放出した要因にもなったとうわさされている。

昨季の終了後、チームの公式サイトを通じて「彼が重要なファクターになるかもしれない」と語ったヘッドコーチ（HC）ピート・キャロルはこのようにも述べた。

「ディオンにはまだ証明しきれていないバックグラウンドがあり、そこにはたくさん未知の部分もある。だからこそ、われわれは彼がプレーした数少ない機会を元に判断しなくてはならない。だが、とてもポジティブな面を見せてくれた彼はわれわれにとってとても興奮する将来性の持ち主だ。本当にわくわくする将来性である」

先月下旬の年次リーグミーティングではジェネラルマネジャー（GM）のジョン・シュナイダーもキャロルHCと同様の考えを示し、記者に対して「（彼は）われわれにとって本当に大きなディールだ。試合に登場した彼は本当によくやっているからね」と語った。

マイアミではドラフトの大失敗と揶揄（やゆ）されたジョーダンが今、シアトルの地で再びキャリアを大逆転させるチャンスを得ている。

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