テネシー・タイタンズがエースクオーターバック（QB）を手放すことはない。

情報筋の話を元に『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地24日（火）、タイタンズがマーカス・マリオタの5年目オプションを行使したようだと報じた。先週にはジェネラルマネジャー（GM）ジョン・ロビンソンが地方ラジオ番組『104.5 The Zone（104.5ザ・ゾーン）』の中で、2019年シーズンまでマリオタをチームに残留させる意向だと発言していた。

これで2015年の全体2位指名選手がテネシーを離れることはなくなった。

タイタンズの至宝であるマリオタには今後の10年程度、リーグをけん引するQBとなる素質が備わっている。大きな懸念事項は身体の健康状態だろう。24歳のマリオタは3年のプロキャリアを通じていまだシーズンを通して全試合に出場したことがない。

今オフシーズンのタイタンズはマリオタのポテンシャルを最大限に発揮させる一環としてヘッドコーチ（HC）マイク・ムラーキーを解任した。元コーチ陣が好んだゴリ押しのスタイルではクイックパスのスキーム上やランナーとして類まれな才能を発揮するマリオタを生かすことができなかった。

タイタンズは新攻撃コーディネーター（OC）となったマット・ラフルアーがマリオタの才能を開花させてくれることを期待している。先シーズンのラフルアーはロサンゼルス・ラムズでOCを務め、ショーン・マクベイHCの下でジェレッド・ゴフの大成長を促した。

5年目オプションが正式に行使された今、両サイドは続いて長期契約についての交渉を始めるだろう。ただし、最低でも次のオフシーズンまで交渉が行われる可能性は低そうだ。

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