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ジャガーズオーナーがウェンブリー・スタジアム購入を申し入れ

2018年04月27日(金) 06:00

ジャクソンビル・ジャガーズのチアリーダー【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

ジャクソンビル・ジャガーズのオーナー、シャヒド・カーンがロンドンのウェンブリー・スタジアムを手に入れるべく購入価格を提示したようだ。

すでにサッカークラブのフラム・フットボール・クラブ(フラムFC)を所有してもいるカーンは2007年に初めてNFLを主催したウェンブリー・スタジアム購入を試みていることを発表。ジャガーズは2013年以降、毎年、同地でロンドンゲームに臨んできた。

カーンは声明の中で「本日、フットボール・アソシエーション(FA)理事会が、われわれにとって第二のホームであるロンドンのウェンブリー・スタジアムをFAから購入するためのオファーを受理したと確認し、本当にうれしく思っている」と述べている。

『Evening Standard(イブニング・スタンダード)』はカーンが5億ポンド(約760億5,500万円)以上を提示していると報じた。

ジャガーズは2020年シーズンまでウェンブリー・スタジアムの試合に参加する契約を保持しており、また、NFLも今年10月にシアトル・シーホークスとオークランド・レイダースの一戦を主催する新しいトッテナム・ホットスパー・スタジアムの投資に支援している。

カーンのウェンブリー・スタジアム買収に向けた動きはジャガーズが本拠地をロンドンに移転させるのではないかとの新たな憶測を生んでいる。カーンオーナーはそのうわさを一蹴し、次のようにコメントした。

「今回のニュースはわれわれが描くここジャクソンビルにおけるジャガーズの長期的な展望を何ら変化させるものではなく、この街のために掲げる目標を変えるものでもない。もし今日のニュースが何かを意味するとすれば、数年前に採用した誇り、勇敢、献身の信念を具体化するものである」

加えて、カーンはウェンブリー・スタジアム購入が「当然のことながらこの素晴らしい都市に他のNFLチームが関心を深めるようになった場合に、ジャガーズのロンドンでの立場を守る」ものだと主張している。

「ロンドンでのジャガーズが強さを増せば、ジャクソンビルでのジャガーズの将来も、より安定し、約束されるものになるだろう」

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