ニューオーリンズ・セインツは2018年レギュラーシーズン序盤4試合をトップラッシャー不在で挑まなければならなくなった。

現地8日（火）、NFLはランニングバック（RB）マーク・イングラムが運動能力向上物質に関するNFLポリシーに違反したとして、開幕から4試合の出場を停止すると発表。その間、イングラムに支払われる報酬はない。

昨季、ランで1,124ヤードを稼ぎ、セインツのトップランナーとして活躍したイングラムがセインツのアクティブロースターに復帰できるのはチームが9月最終日にニューヨーク・ジャイアンツ戦を終えた後、現地10月1日（月）となる。ジャイアンツ戦以外ではタンパベイ・バッカニアーズ、クリーブランド・ブラウンズ、アトランタ・ファルコンズとの試合にもイングラムは出場できない。

4試合の出場停止処分を受ける一方で、イングラムはオフシーズン中に実施されるすべての練習、さらにプレシーズン中の練習と試合には出場が認められる。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが8日に伝えたところによれば、イングラムは自主参加のオフシーズンコンディショニング中はチーム施設に姿を見せておらず、同様に自主参加のOTAにも現れないだろうとのこと。

また、ラポポートは今回の出場停止処分が「数週間前」に予期されていたと伝えており、セインツ側は3日間に渡って行われたNFLドラフトの前に状況を把握していたようだ。

ラポポートは「チームはドラフトの前に分かっていた。選手が控訴に勝利するかどうかチームには知りようがない。彼（イングラム）はこの数週間に渡って格闘してきたが、今日、控訴に勝てなかったことが判明した」と報じている。

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