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レイダースHCグルーデン、「WRブライアントが異なるダイナミックさをもたらす」

2018年05月10日(木) 12:34

ファンのお手製ジョン・グルーデン人形【AP Photo/Ben Margot】

ジョン・グルーデンがヘッドコーチ(HC)を務めるオークランド・レイダースは今オフシーズンにワイドレシーバー(WR)ジョーディ・ネルソンと契約を交わし、マーテイビス・ブライアントとライアン・スウィッツァーをドラフト時のトレードで獲得してクオーターバック(QB)デレック・カーのための武器を手に入れた。

レッドゾーン内におけるネルソンの洞察力やフィールドを縦横無尽に駆けるブライアントの走力、さらにはアマリ・クーパーの全てをこなす万能なスキルセットによってオークランドのWR陣は盤石となった。

『NBC Bay Area(NBCベイエリア)』を通じて、「われわれはワイドレシーバー陣に競争力のある状況を手に入れた」と述べたグルーデンHCは「私はそれを好ましく思っている」とも語った。

ブライアントはレイダースにとっての切り札だ。ブライアントは一流のWRになる素質を持ちつつも多数の問題によってフィールドに登場する機会が少なく、ピッツバーグ・スティーラーズは昨季からようやく復活の狼煙(のろし)を上げ始めたブライアントを放出した。

グルーデンHCは契約最終年に向けてブライアントがモチベーションを上げ続けるのならば、潜在的なゲームチェンジャーとして驚異的なアスリートになり得ると見ている。

グルーデンHCはブライアントについてこのようにコメントした。

「彼は普通と違うダイナミックさをもたらすとでも言おうか。マーテイビスは6フィート4インチ(身長約193cm)の高さでプレーするんだ。4.4秒(40ヤード走)の速さでも動ける。彼を攻撃陣の中にうまく組み込ませたい。ジョーディ・ネルソンの豊富な経験と器用さによってわずか2、3日の間に複数のクールなことが実現可能となったのは非常に感銘的だった。われわれはこのWR陣が好きだ。何かしようとした際、マーテイビスなら相手に2倍は考えさせるだろう」

仮に潜在能力が最大限に発揮されたとすれば、クーパー、ネルソン、ブライアントのコンビネーションは非常に優れたもののように思われる。昨季は残念なシーズンを過ごしたクーパーが今まで通りの活躍を見せ、プロボウラーQBの下でネルソンが再び若き日々を思い出し、ブライアントが潜在能力をいかんなく発揮した場合、レイダースは互いを補完し、どんなレベルでも競り勝てるWR陣を自慢に思うはずだ。ただし、5月半ばの現時点で、グルーデンHCが初めて迎えた春の間に起きた他の動きと同様、乗り越えるべきものはまだ多い。

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