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RBピーターソン獲得も選択肢にあるとセインツHCペイトン

2018年05月14日(月) 11:04

アリゾナ・カーディナルスのエイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Ralph Freso】

新人ミニキャンプの練習を終えたニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは現地12日(土)、現在のところランニングバック(RB)マーク・イングラムが4試合の出場停止処分を受けたことによって新たにベテランRBを獲得するプランはないと明かした。

しかしながら、エイドリアン・ピーターソンについて問われたペイトンHCがその可能性を完全に否定したわけではなかった。ピーターソンは先ごろ、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロに対して「セインツ復帰もあり得る」と語っていた。

「間違いない」とペイトンHCは語気を強め、「これはミネソタ(2017年レギュラーシーズンの第1週)で起きた(サイドラインでの)論争にまでさかのぼる話だが、結局は何もなかった。私は彼のことをかなり深く考えている」と明かした。

ピーターソンは2017年4月25日に2年700万ドル(約7億6,000万円)でセインツ入りを果たしたが、これはセインツがドラフトでアルビン・カマーラを指名する数日前の出来事でもあった。

ミネソタ・バイキングスで比類なきキャリアを積み上げたピーターソンがニューオーリンズに到着した後、トレーニングキャンプ中のセインツはカマーラに類まれな才能があることに気づいた。カマーラは最終的に2017年シーズンの年間最優秀選手賞を獲得するまでのプレーヤーとなっている。

デプスチャート上ではイングラムとカマーラの後塵を拝したピーターソンだったものの、セインツはレギュラーシーズン開始と共にRBトリオがうまく機能するだろうとも信じていた。

それにもかかわらず、昨年10月10日にセインツはアリゾナ・カーディナルスとのトレードでピーターソンを放出。これは2017年レギュラーシーズンが開幕してわずか4週目のことだった。セインツでは27キャリーで81ヤード、1アテンプト平均が3ヤード、2キャッチで4ヤードだったピーターソンは、カーディナルス加入後の方が良いパフォーマンスを披露し、首を負傷して故障者リスト上でシーズンエンドを迎えるまでに129キャリーで448ランヤード、2タッチダウンをマークしている。

今年3月13日にカーディナルスからリリースされたピーターソンはその時以来、次の機会を待ちながら自主トレーニングに励み、ソーシャルメディア上にワークアウトの動画を投稿している。

現在のところ、イングラムが欠場することによってセインツがバックフィールドに新たなベテランRBを加える可能性は高くない。チームはカマーラ、ジョナサン・ウィリアムス、ダニエル・ラスコ、トレイ・エドムンズ、そして、ルーキーのボストン・スコットで満足しているようだ。

しかし、トレーニングキャンプ開始までに何かしらの変化が起きた場合、ピーターソンがペイトンHCの“レーダー”でとらえられる可能性は否定できない。

ペイトンHCは最後にこう語った。

「その話は“そうだ、その辺にいる選手をちょっと覗いてみよう” と突然そのような状況になった場合だろう。そして、当然ながら、他の名前と共に彼の名前もその候補に入っている。ランニングバックで誰が獲得可能であるかについてはリストがあるし、評価もされている。彼はタフな選手で戦士だ。働き者でもあり、われわれも良い関係性を築いている」

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