約束を守るブラウンズHCジャクソン、湖への飛び込み日を発表
2018年05月15日(火) 12:05現地14日(月)にチーム公式サイト上で公開された記事によると、クリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンは約束を守るため、現地6月1日(金)にエリー湖に飛び込むようだ。ブラウンズは『Twitter(ツイッター)』にジャクソンHCの動画を投稿している。この動画には、オハイオ州ベリアにあるチーム本部にて、いすに深く腰掛けて明らかにカンペを読んで話しているジャクソンHCの姿が撮影されている。
Hue Jackson will make good on his word. 🏊♂️
Coach will be jumping in Lake Erie June 1st for a good cause » https://t.co/57eA0BPpih@HueJacksonFDN pic.twitter.com/fdV1XzUhT4
— Cleveland Browns (@Browns) 2018年5月14日
「ヒュー・ジャクソンが自分の約束を守る。コーチは6月1日にエリー湖に飛び込む予定だ」
ジャクソンHCは当初、1勝15敗に終わった2016年シーズン後に同様のシーズンを二度と繰り返さないと約束していたが、結局その約束が果たされることはなく、むしろもう1敗をプラスする16敗(全敗)というNFL史上2チーム目となる壊滅的なシーズンを送ってしまった。
昨年12月、飛び込みについて「好きではない」と語ったジャクソンHCは続けて「そうしなくてはいけないという理由があるからこそ、私はそれが好きではないんだ。しかし、約束は果たさねばならない。そうすることも私の仕事だと思うからね。それは理解している。私自身が言ったことだ。約束は守らないといけない。私はそういう人間だし、それはわれわれが行うべきことでもある」と述べた。
団結力のある組織として、ジャクソンHCが1人で湖に飛び込むわけではない。オハイオ州北西部における人身売買の撲滅を目指す基金に対し、ジャクソンHCは共に湖に飛び込むブラウンズ職員1人につき100ドル(約1万1,000円)を寄付する予定だ。
ブラウンズはチャリティイベントとチームの浄化を兼ね備えたイベントによってうまくネガティブ要素をポジティブ要素へと変化させている。先月中旬に投稿された動画でそれとなく示されていたブラウンズ式の洗礼はヨルダン川でなく、エリー湖での開催が決定したのだ。かつてエリー湖へと続く川で火事が起きたこともあるが、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・ドーシーはそれと同様の出来事がフランチャイズに起こらぬよう最大限の努力を行っている。
6月まで先送りされることにより、コーチの健康を脅かすような悲劇の可能性は最小限にとどめられている。今回の動きはここ数カ月間を通じてブラウンズが行ってきた数少ない賢明な動きの中で最新のものとなった。
最終的には、湖への飛び込みと多くの可能性を秘めた新たなシーズンがサシ・ブラウン元GMの悲運を打破するカギとなるのだ。
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