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カーディナルス、2018年ドラフト2巡目WRカークに逮捕歴

2018年05月15日(火) 13:18


ニューヨーク・ジャイアンツとアリゾナ・カーディナルス【AP Photo/Rick Scuteri】

アリゾナ・カーディナルスの新人ワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークは今年2月3日、アリゾナ州スコッツデールで治安びん乱行為と器物損壊罪で逮捕されていたことが分かった。これはカーディナルスが2018年ドラフトでカークを指名するおよそ3カ月前に起きていた事件だ。

スコッツデール警察によると、今年上旬にスコッツデールで開催された“ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(WMPO/ゴルフ大会)”に参加していたカークは友人らと共に他人の車に向かって石を投じていたとのこと。この事案は現在訴訟中だ。

スコッツデール警察は地方新聞電子版『azcentral.com(アズセントラル.com)』に対して「容疑者は酒に酔った状態でWMPOを去った。駐車場から歩き去る際に、セキュリティのスタッフが車に石をぶつけている彼らの姿を発見し、少なくとも彼らのうち1人が窓を割ったのを目撃した」と述べている。

『NFL.com』が入手した警察の報告書によれば、カークとその友人が投げた石によってダメージを受けたバンの中に横たわっていた1人の男性が2人の男(そのうちの1人がカーク)について通報し、逮捕に至ったようだ。そして、その男性はカークとその友人らが別の車や軽トラックに向けて石を投じている姿も目撃していた。

カーディナルスのスポークスパーソンはNFL.comに対し、「われわれはドラフト前にその出来事があったことを認識していた。われわれはそのことについて長時間にわたりクリスチャンと面談し、独自の調査も行った。われわれはこのプロセスの結果が近い将来に出されると理解している。ただし、これはまだ現在も法的な問題であるゆえ、これ以上のコメントは控えるつもりだ」と述べた。

スコッツデール出身のカークは地元チームであるカーディナルスによって2018年ドラフトの2巡目全体47位で指名された。テキサスA&M大学を卒業したWRは先週末にチームの新人ミニキャンプに参加。メディアとの会話では、地元と友人らとあまりに近すぎる距離がフィールド上でのプレーに悪影響を与えることはないと語っていた。

現地11日(金)、「自分に近い全ての友人たちは俺のパッションを知っているし、俺がやろうとしていることを理解している」と述べたカークは続けて、「彼らは俺を俺のままにしてくれる。彼らはいつも勇気づけてくれるし、必要な時はかならずそばにいてくれるんだ。本当に良い友達たちさ。彼らが俺の邪魔をすることなんてないし、ちゃんと働かせ、自分のビジネスに集中させてくれる。だけど、時間ができて一緒に遊べる時はいつだって温かく迎えてくれるよ」とコメントしていた。

カーディナルスのOTA(チーム合同練習)第1ラウンドは14日に開始する予定だ。

【S】