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春季リーグミーティングでキックオフの変更が決定

2018年05月23日(水) 09:35


フィラデルフィア・イーグルスのドニー・ジョーンズ(Paul Spinelli via AP)

現地22日(火)、NFLの各チームオーナーたちが投票を行った結果、2018年度のキックオフプレーのルールは変更されることが確定した。

この変更によってキックオフプレーはパントと似たような形式となり、フルスピードでの衝突は避けられる傾向が強まった。この変更案は今月初旬にスペシャルチームコーチやリーグ競技委員会のメンバーがニューヨークのリーグ本部に招集されて開かれたプレーヤーセーフティサミットの中で提示されていた。

以下はキックオフに関する新ルールをまとめたもの。

1.キック側の選手たちはキック開始地点から1ヤード以上離れたところにラインアップすることはできない。以前のルールでは制限ライン(通常35ヤードライン)から5ヤード離れた位置にラインアップし、キックより前に助走をつけることができた。

2.ウェッジブロックは不可能となり、セットアップゾーン(自軍側40ヤードラインと相手側45ヤードラインの間)にラインアップするプレーヤーらのみがダブルチームのブロックを形成可能となる。

3.ボールに接触がある、もしくは、地面に落ちるまで、レシーブ側のチームのいかなる選手も制限ライン(通常45ヤードライン)を超えてはならず、ブロックを開始してはならない。これにより、レシーブチームのブロック選手は後方に走りながらブロックすることとなり、ハイスピードでの衝突を生む“アタック”ブロックの可能性を著しく低下させることができる。

4.ボールがエンドゾーンをヒットした際には瞬時にタッチバックとなる。プレーヤーがエンドゾーン内でボールを地面に触れさせる行為は不必要となる。

22日、オーナー陣は“ヘルメット使用法”についても退場処分となる新基準を設けた。新ルースによると、プレーヤーが相手に対してヘルメットでコンタクトしようと頭部を下げた場合はファールになるとのことだ。

以下は『NFL Football Operations(NFLフットボール・オペレーションズ)』が『Twitter(ツイッター)』で示したヘルメットルールにおける退場処分の新基準である。

1.ヘルメットで相手にコンタクトする前に線形の姿勢を構え、頭部を下げた選手。

2.相手が無防備な状態の際にコンタクトした選手。

3.明らかにコンタクトを回避できた場合、すなわち、他の選択肢があったにもかかわらずコンタクトを行った選手。

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