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ドルフィンズQBタネヒルがOTAにフル参加

2018年05月23日(水) 10:19

マイアミ・ドルフィンズのライアン・タネヒル【AP Photo/Denis Poroy】

昨季は膝の故障でシーズンを棒に振ったマイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルが完全復活に向けて順調な歩みを見せている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、現地22日(火)に開始する3日間の義務的ミニキャンプを伴う10日間のOTA(チーム合同練習)にタネヒルも制限なしで参加する予定だと報じた。

2017年8月のトレーニングキャンプ中にACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷して以降、初めてフィールド上の練習参加するタネヒルに対して、チームは慎重な姿勢を見せ続けている。それでも、地元紙『The Palm Beach Post(ザ・パーム・ビーチ・ポスト)』のジェイソン・リーザーによると、ドルフィンズはタネヒルの休息スケジュールを計画してはいないようだ。

ラインアップから外れた30歳のタネヒルに代え、ジェイ・カトラーを正QBに置いた昨シーズンのチームは、6勝10敗と残念な結果に終わっていた。

状態の良いタネヒルであれば、成功を収めた2016年シーズンのようにチームを上昇気流に乗せてくれるだろう。この年はアダム・ゲイズにとってドルフィンズのヘッドコーチ(HC)として初の指揮を執ったシーズンでもあり、タネヒルはキャリアハイとなるパス成功率67.1%、QBレーティング93.5をマークしてドルフィンズを10勝6敗に導き、プレーオフ進出も果たしている。

ゲイズHCもタネヒルのフィールド復帰を楽しみにしているようだ。

ザ・パーム・ビーチ・ポスト紙を通じて「非常に自信のある彼を見てきた」と語ったゲイズHCは続けて、「そこに戻って来ることを本人も非常に楽しみにしているのが分かる。コーチ陣としても、彼が戻って来るのは喜ばしいことだ。できる範囲での練習やスローイングのセッションもスムーズにこなしている。とても順調に進んでいると感じる」と述べた。

先月のドラフトでQBを指名しなかったことからも、ドルフィンズがタネヒルに強い信頼感を抱いていることが伺えるだろう。ドルフィンズのQB陣には現在、タネヒルの他にブロック・オズワイラー、デビッド・フェイルズ、ブライス・ペティが在籍している。

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