NFL、選手連合が社会正義パートナーシップ協定を結ぶ
2018年05月23日(水) 12:51『NFL Network(NFLネットワーク)』のジム・トロッターによると、NFLと選手連合は現地21日(月)、社会の不平等を是正するためのプログラム等に約9,000万ドル(約100億円)を寄付するパートナーシップ協定を締結したようだ。
このパートナーシップは選手やチーム、その他、昨年の秋期リーグミーティングで基本合意に至った、新規の拡大したコミュニティ改善プログラムなどと密接な関係性を持って機能する狙いがあるとのことだ。社会正義構想の構成要素となる地域に根差したファンドを選手連合に提供するため、この合意は今年3月に開催された年次リーグミーティングの中で行われたオーナー投票後に正式なものになっている。
この構想は先シーズンの試合前に選手らが国歌斉唱時に起立しない運動を行ったことが発端となった。NFLのオーナーや選手連合を形成する選手らは、自身にとって重要な社会問題を議論するために昨年の秋期リーグミーティングで話し合いを行った。昨年、マルコム・ジェンキンスとアンクワン・ボールドウィンが共同で設立したこの選手連合はこれらの問題に取り組むためにNFLと密接な関係を持ちながらその機能を果たしている。
今年1月、選手連合はNFLと協力して“Let’s Listen Together campaign(レッツ・リッスン・トゥギャザー・キャンペーン)”を実施。この動きを通し、ローカルコミュニティのチームや選手らの功績にも焦点が当てられるようになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタによると、今週アトランタで開催されている春季リーグミーティングのトピックの1つとして、国歌斉唱中の行動で選手たちが訴えるものは何なのかという議題も挙げられていたようだ。
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