ニュース

「ネルソンをカットしてブライアントを獲る意味が分からない」とパッカーズQBロジャース

2018年05月23日(水) 13:37

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Michael Ainsworth】

『Monday Night Football(マンデーナイト・フットボール)』の新解説者となったジェイソン・ウィッテンは先週、元チームメイトで現在はフリーエージェント(FA)のデズ・ブライアントが最終的にグリーンベイ・パッカーズに行き着くだろうとの予想を立てた際、スーパースターであるクオーターバック(QB)の意見を聞くことは忘れていたようだ。

パッカーズの大エースQBアーロン・ロジャースは現地22日(火)、ワイドレシーバー(WR)のブライアントは2018年シーズンのパッカーズに加入しないだろうと語った。

『ESPN.com』を通じて「まぁ、われわれは若いレシーバーは好きだからね。だから、それがこれからも歩んでいく道筋なんだとは思っている」と語ったロジャースは続けて「なぜジョーディ(ネルソン)を切ってデズを引き入れるのかは分からない」と述べた。

ロジャースはこのようにも発言している。

「でも、彼は才能ある選手だ。彼ならどこかに行き着くだろう。それがここになったら、われわれは手放しで彼の加入をよろこぶし、できる限り早く全ての情報を伝えるよ」

今年3月に締結したタイトエンド(TE)ジミー・グラハムとの3年3,000万ドル(約33億円)の新契約に大枚をはたいたパッカーズはネルソンの給与を放棄し、若いWRを確保しようと動いている。

ロジャースの観点からすれば、なぜパッカーズはネルソンではなく生産性が低下ぎみのブライアントに同額を支払う必要があるのかという疑問が生じても無理はない。

ロジャースはダバンテ・アダムスとランドール・コブに加え、3枚目のWRとしてネルソンに代わって3年目のジェロニモ・アリソンが筆頭候補になるだろうと予測している。ロジャースはまた、2018年ドラフトで指名されたミズーリ大学のジェイモン・ムーアや南フロリダ大学のマルケス・バルデス・スカントリング、ノートルダム大学のエクアニメウス・セント・ブラウンらもその候補に挙がると見ている。

パッカーズがドナルド・ドライバーやグレッグ・ジェニングスという当時の人気選手を、ネルソンやコブを手に入れるために放出したのは遠い昔の話ではない。ロジャースもよく知っているだろうが、ビジネス上、パッカーズが役に立たないWRを獲得した経験はあまりないのだ。

【S】