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チャージャーズが故障したヘンリーの代役探しを開始

2018年05月24日(木) 11:10

ロサンゼルス・チャージャーズのハンター・ヘンリー【AP Photo/Michael Ainsworth】

ロサンゼルス・チャージャーズのジェネラルマネジャー(GM)トム・テレスコはACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の損傷によるハンター・ヘンリー喪失で2018年シーズンのチームにダメージがあることを率直に認めている。

チームの公式サイトに対して、テレスコGMは「彼に関しては無視することはできない。無形財産となるプロボウルの経験を持つ才能ある選手だ。彼を失ってひどい気分だ。ファンもそう感じているだろうが、ハンター自身はもっとつらいだろう。このチームは彼にとって大きな意味を持っているし、われわれにとっても彼がいる意味は大きい」と語った。

2017年シーズンに大ブレイクして一躍トップクラスのタイトエンド(TE)に成長を遂げたヘンリーは、将来的な殿堂入りが期待されるアントニオ・ゲイツの後を引き継いでチーム攻撃陣の柱となる存在として期待されていた。まだその功績がフロントオフィス内で輝いていたとしても、チームはフィールド上で活躍したゲイツを切ることは可能だと判断したのだ。

ここで大きな疑問となるのは誰がヘンリーの役割を担うのかということだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地22日(火)、チャージャーズはフリーエージェント(FA)市場でさまよっている38歳のゲイツをチームに呼び戻すことに関する“話し合い”を行う予定だと報じた。テレスコGMはチームの次なる動きについてこう明かした。

「われわれはそこにある選択肢を熟考している。ポジティブなのは今がまだ5月23日だということだ。開幕まではまだ4カ月以上もある。そこにある選択肢を慎重に吟味し、その後にどのような方向に向かうかを注視する」

チャージャーズにとってはゲイツ以外にもTEの選択肢はある。チームは今オフシーズンにバージル・グリーンを獲得しており、2年目のブレイドン・ボウマンやショーン・カルキンも準備はできている。しかしながら、その中にハンターの代わりとなれる選手は1人もいないのだ。

オールプロ3度のゲイツが過去のスキルを取り戻すとは想像しがたいものの、ヘンリー不在となった今、チャージャーズがTEの補強を急務としているのは明らかだ。ゲイツであれば、現時点におけるチームのベストな選択肢になり得るのではないだろうか。

今のところ、チームはヘンリーの故障についてあれこれ言うつもりはないようだ。

テレスコGMはヘンリーがACLを損傷したプレーについてこのように語った。

「あれはハンターがいつもやるルーティーンのルートで、そこをハンターが何度走ったかも分からないくらいだ。彼はこのチームが大好きだし、われわれも彼が大好きだ。今季、ハンターもチームの一員として入りたかっただろう。ケガはいつだって受け入れがたいものだ。この早い時期にね、厳しい話だ。わがチームの重要な役割を担うことも彼は分かっていたよ」

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